Rancher 2.0 の技術プレビューがリリースされました!
- Announcing Rancher 2.0: the next major release of the container management platform
- Rancher Labs、あらゆるKubernetesクラスタと連携する初のコンテナ管理プラットフォーム、Rancher 2.0を発表
今回は Rancher 2.0 をローカルインストールしてみます。
Docker Engine との互換性
Rancher 2.0 の Quick Start Guide には Docker Engine との互換性について以下のように書かれていました。
To begin, you’ll need to install a supported version of Docker on a single Linux host:
- Docker v1.12.6
- Docker v1.13.1
- Docker v17.03-ce
- Docker v17.06-ce
rancher ユーザのパスワード変更
cloud-init 用の .yaml を作成する際、手打ちでは厳しいので SSH アクセス出来るように rancher
ユーザへパスワードを設定します。
sudo passwd rancher
cloud-init 用ファイル
SSH ログインし、前述の cloud-init 用のファイルを作成します。 今回、ファイル名は cloud-config.yml
とし、内容は以下としました。 rancher/server
の Tag に preview
を指定すると、現時点では Rancher 2.0 がインストールされます。
#cloud-config
hostname: rancher-1
ssh_authorized_keys:
- ssh-rsa PUBLIC-KEY
rancher:
network:
dns:
nameservers:
- 8.8.8.8
- 8.8.4.4
interfaces:
eth0:
address: 10.0.0.1/24
gateway: 10.0.0.254
mtu: 1500
dhcp: false
services:
server:
image: rancher/server:preview
restart: always
ports:
- 8080:8080
ローカルディスクへのインストール
先程作成した cloud-init 用のファイルを指定し、ローカルディスクにインストールします。
yes | sudo ros install -c cloud-config.yml -d /dev/sda
Rnacher にアクセスする
しばらくして rancher/server
の起動が完了したら、ブラウザで http://xxx.xxx.xxx.xxx:8080
にアクセスします。 これで Rancher 2.0 の管理画面が表示されるはずです。
スクリーンショット
ログイン直後の画面は以下のように表示されました。 更にスッキリした印象です。
rancher/agent
を追加した後、ホスト一覧を表示すると以下のように表示されました。 ここもかなりスッキリしました (複数のエージェントを追加した際の視認性が大幅に向上したと思います)。
アプリ
メニューからカタログを表示させてみました。 カテゴリー毎に分類して表示されるようになりました。
ownCloud をデプロイしてみます。
デプロイ後にコンテナ/スタックの状態を確認すると以下のように表示されました。 コンテナ名をクリックすると詳細が表示されます。
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