AWS CLI v2 is now generally available でアナウンスされましたが AWS CLI v2 が正式リリースされました。 従来は pip
経由でインストールしていましたが、v2 からは .zip ファイルをダウンロードし、インストーラを使ったインストール手順に変わっています。
AWS CLI v2 のインストール
公式サイトに記載のある通り、以下の手順でインストール可能です。
curl "https://awscli.amazonaws.com/awscli-exe-linux-x86_64.zip" -o "awscliv2.zip"
unzip awscliv2.zip
sudo ./aws/install
現時点では以下のバージョンがインストールされました。
$ aws --version
aws-cli/2.0.0 Python/3.7.3 Linux/4.18.0-147.5.1.el8_1.x86_64 botocore/2.0.0dev4
スクリプト化するのであれば、例えば以下のようになると思います。
#!/bin/sh
TEMPORARY=/tmp
curl -s "https://awscli.amazonaws.com/awscli-exe-linux-x86_64.zip" -o "${TEMPORARY}/awscliv2.zip"
unzip -q -d ${TEMPORARY} ${TEMPORARY}/awscliv2.zip
${TEMPORARY}/aws/install
rm -rf ${TEMPORARY}/aws/ ${TEMPORARY}/awscliv2.zip
ページャを無効化する
AWS CLI version 2 uses a paging program for all output by default. に書かれていますが、AWS CLI v2 ではコマンドの出力結果に OS のページャを利用するようです。 Linux や macOS では less
、Windows であれば more
がデフォルトかと思いますが、これでは不便な場合もあるかも知れません。
そういった場合は下記のように設定するとページャ無しにコマンドの結果が出力されるようになります。
[default]
cli_pager=
現時点ではAWS の公式ページの設定例には下記の記載がありますが、これはおそらく誤記であり、このままでは動作しないと思います (説明文中は cli_pager
になっているが、設定例では cli-pager
になっている。 おそらくアンダースコアが正しい)。 ドキュメント修正のフィードバックを出したので、他の方が悩まれることが無いよう、ドキュメントが修正されることを祈ります。
コメント