CentOS8 で (ネットワークの) 接続名が「スペースを含むアルファベット」や「日本語」だとエスケープが必要だったり、取り回しが不便な場合があります。 そういった場合は接続名を変更してしまいます。
設定の流れ
以下の順序で設定します。
- 新しい接続を作成する
- 古い接続を削除する
この順序を逆にしてしまうと上手くいきません。 デバイスに対して接続がひとつも無くなると、自動的に接続が作成されてしまいます。 これを避ける為に先に「新しい接続を作成」してから「古い接続を削除する」という手順にします。
今回は以下のように接続名を変更します。 変更後はデバイス名・接続名を同じ ens192
にしています。 接続名は任意で構いません (デバイス名・接続名が同じだと紛らわしいと感じるようであれば、任意に変更します)。
デバイス | 接続名 | |
---|---|---|
変更前 | ens192 |
System ens192 |
変更後 | ens192 |
ens192 |
Step.1
現状で接続名は System ens192
になっていました。
# nmcli connection show
NAME UUID TYPE DEVICE
System ens192 55f412e9-0f9c-49a4-aa00-499d05862d15 ethernet ens192
Step.2
新しい接続を作成します。
nmcli connection add type ethernet ifname ens192 con-name ens192
新しい接続が作成されたことを確認します。 この時点では、まだ ens192
デバイスは古い System ens192
という接続に関連付けられています。
# nmcli connection show
NAME UUID TYPE DEVICE
System ens192 55f412e9-0f9c-49a4-aa00-499d05862d15 ethernet ens192
ens192 d3a6ca7a-f8cd-4855-a60d-24fa62debce3 ethernet --
Step.3
古い接続 (System ens192
) を削除します。
# nmcli connection delete 55f412e9-0f9c-49a4-aa00-499d05862d15
これで意図した名前で接続が作成されました。
# nmcli connection show
NAME UUID TYPE DEVICE
ens192 d3a6ca7a-f8cd-4855-a60d-24fa62debce3 ethernet ens192
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