PocketWiFi に接続した端末間で通信する
発売から一ヶ月以上経過した Pocket WiFi(D25HW)ですが、非常に便利です。「WiFi 経由で」という特性から、特に以下のような点を便利に利用させて頂いています。
- モデムとして接続する場合と比較して、USB ポートの消費が少ない。MacBook Air のように、USB ポート数の少ないモデルでは特に助かる。
- WiFi にさえ対応していれば、特にドライバーが必要ない。例えば、64bit 版の Snow Leopard のように、現時点ではドライバーが出揃っていない OS でも、WiFi ネットワークに参加出来れば、問題無くインターネット接続が利用出来る。
- 出先での作業時等、整っていない環境下でも Hub 代わりにも使える。
データセンターなどの出先でも D25HW をワイシャツの胸ポケットに入れ、MacBook や iPhone でインターネットを閲覧しつつ、作業出来るのは非常に快適です。
D25HW を Hub 代わりに使う(D25HW 配下の端末間での通信を許可する)¶
最近のノート PC だけでなく、iPhone や Android 端末も WiFi 完備な昨今ですから、ワイヤード(有線)の Hub が無くても、D25HW さえあれば端末間でファイル共有など、通信が可能です。
ただし、D25HW に複数の PC や iPhone を WiFi 接続しても、デフォルトでは D25HW の「プライバシーセパレータ」というセキュリティ機能により、相互に通信することは出来ません。「プライバシーセパレータ」機能は D25HW の WiFi ネットワークを介して、複数の端末が相互に通信する際、その通信を許可するか、否かを制御する機能で、デフォルトでは「有効」になっています。この機能をオフにするには D25HW の管理画面(デフォルトでは http://192.168.1.1 )から「設定 → 無線 LAN 設定 → 無線 LAN 基本設定」と辿り、「プライバシーセパレータ」を「無効」にします。
もちろん、端末間での通信が許可されてしまうことによるセキュリティの低下は、自己責任です。
BriefcaseLite で iPhone ローカルにファイルを保存する¶
あまり高機能な使い方はせず、「ローカルにファイルをコピーしてあれば十分」なのであれば、BriefcaseLite が手軽で便利でした。Bonjour を使って自動的に LAN 内のコンピュータを検索し、WiFi 経由で(Web サービスなどを介さない)LAN 内で完結したファイル転送が可能です。D25HW に接続した端末間でも、上述のプライバシーセパレータを無効にしてあれば、問題無く使えます。
SugarSync で Mac や Windows PC、iPhone のディレクトリを同期させる¶
DropBox や SugarSync といったサービスを利用すると、iPhone や Mac、Windows 間で同じファイルを共有することが出来ます。特に SugarSync の iPhone アプリは出来がよく、重宝しています。