Mac で Cisco シミュレータ「GNS3」環境を構築するには
GNS3 を使うと、IOS さえあれば手軽に Cisco の検証が出来ます(※ JUNOS 等、qemu 上で動作するものも検証出来ます)。Mac OS X 上に GNS3 をインストールする際の手順を簡単に記載しておきます。
手元の GNS3 3.0.7.2 上では IOS 15.x も問題無く、動作しています。
GNS3 のインストール¶
Download ページから最新版のディスクイメージをダウンロードします。現時点での最新版は 3.0.7.2 でした。ダウンロードが完了したらディスクイメージをマウントし、GNS3 を /Applications ディレクトリにコピーします。
dynamips のインストール¶
ただし、3.0.7.2 には dynamips 自体は同梱されていないようですので、別途、こちら から dynamips をダウンロードし、/Applications/GNS3/Contents/Resources/ にコピーしておきます。
また、GNS3 上の仮想ネットワークだけでなく、外部の実ネットワークにもアクセスするには dynamips に root 権限を付与しておく必要があります。「setuid する」危険性については様々な意見があると思いますが、ここでは「GNS3 を使って Cisco を学習する際の利便性」を考慮して、手軽に suid してしまいました。
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Idle-PC の設定¶
Idle-PC を設定しなければルータがアイドル状態になると Mac の CPU 使用率が跳ね上がる為、真っ先に Idle-PC を設定します。幾つか、値を試してみたのですが、Idle-PC の値は低い方が CPU への負担が低くなるようです。
外部ネットワークへ接続するには¶
外部ネットワークへ接続するには Cloud を配置し、Generic Ethernet NIO として接続したい外部インターフェイスを指定した後、Cloud とルータを接続します。
おまけ¶
また、tmux や GNU Screen を使うと、効率良く、複数のルータを扱うことが出来ると思います。