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VTP のトラブルシューティング時に気をつけるポイント

シスコ技術者認定公式ガイド CCNP SWITCH の P.133 〜 134 から、VTP のトラブルシューティング時に気をつけるべき点を引用しておきます。

VTP のトラブルシューティング

  1. スイッチがトランスペアレントモードに設定されている。このモードでは、受信した VTP アドバタイズメントをドメイン内の他のスイッチに中継するだけで、処理はしない。
  2. スイッチが VTP クライアントとして設定されている場合は、VTP サーバとして機能している他のサーバ存在しない可能性がある。その場合は、ローカルスイッチ自身が VTP サーバになるように設定する。
  3. VTP サーバに至るリンクがトランキングモードになっていない。VTP アドバタイズメントはトランク経由でのみ送信される。show interface type mod/num switchport コマンドを使って、ポートがトランクとして動作するように設定されているかどうかを確認する。
  4. VTP サーバの VTP ドメイン名と同じ VTP ドメイン名がスイッチで設定されているかどうかを確認する。
  5. VTP バージョンが VTP ドメイン内の他のスイッチと互換性があるかどうかを確認する。
  6. VTP パスワードが VTP ドメイン内の他のスイッチと同じかどうかを確認する。サーバがパスワードを使用していない場合は、ローカルスイッチでパスワードが無効になっているか、消去されていることを確認する。

VTP 設定のトラブルシューティングに役立つコマンド

トラブルシューティング時に役立つコマンドとしては、以下が紹介されています。

タスク コマンドの構文
最後にアドバタイズしたサーバを含む現在の VTP パラメータの表示 show vtp status
VTP アドバタイズメントとプルーニングの統計情報の表示 show vtp counters
定義されている VLAN 情報の表示 show vlan brief
プルーニング該当性を含むトランクのステータスの表示 show interface type mod/num switchport
VTP プルーニングの状態の表示 show interface type mod/num pruning