lldpd で CDP を送受信する
近隣ノードを発見するプロトコルは以下のように様々、ありますが、いずれも各ベンダー独自の規格でした。
メーカー | プロトコル |
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Cisc | CDP(Cisco Discovery Protocol) |
Extreme Networks | EDP(Extreme Discovery Protocol) |
Foundry Networks | FDP(Foundry Discovery Protocol) |
Nortel | NDP(Nortel Discovery Protocol) |
しかし、現在ではこういった近隣ノード発見の手段が IEEE 802.1AB において "LLDP" として標準化されています。
LLDP に関しては ITpro に分かりやすい記事がまとめられていました。
- 第1回 近隣ノードの自動検知で企業ネットの運用管理を効率化
- 第2回 仕組みは,管理情報をマルチキャストで送信するだけ
- 第3回 IP電話機の接続を検知してLANの設定を自動化
- 第4回 Windows Vistaが搭載する近隣探索プロトコル「LLTD」
Linux でも "lldpd" という LLDP 対応のアプリケーションが存在しており、今回はこのアプリケーションを試してみます。
32bit 環境へインストールする¶
CentOS 5.5(i386)へインストールしてみます。カーネルは以下の通りです。
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lldpd-0.4.2-1.el5.i386.rpm - CentOS 5 (RHEL 5) - CentALT から RPM パッケージをダウンロード&インストールします。
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64bit 環境へインストールする¶
CentOS 5.5(x86_64)へインストールしてみます。カーネルは以下の通りです。
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lldpd-0.4.2-1.el5.x86_64.rpm - CentOS 5 (RHEL 5) - CentALT から RPM パッケージをダウンロード&インストールします。
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インストールされたファイル一覧¶
RPM パッケージにより、以下のファイルがインストールされました。
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設定ファイル¶
lldp の設定ファイルは "/etc/sysconfig/lldpd" になります。デフォルトでは以下のようになっていました。
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デフォルトで lldpd は LLDP にのみ、対応しており、CDP を無視します。CDP を送受信する為には "-c" オプションを指定する必要があるので、上記の設定ファイルへ以下の一行を追記します。
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設定ファイルへの追記が完了したら、lldpd を再起動し、設定ファイルの変更を反映しておきます。
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