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ToolStripProgressbar のサイズを自動的に変更する

StatusStrip の内部に ToolStripProgressBar を設置しても、ウインドウや StatusStrip のサイズ変更時に ToolStripProgressBar のサイズは追従せず、変更されません。このような場合は StatusStrip の Resize イベントが発生した際に ToolStripProgressBar のサイズを変更するコードを書きます(もっと上手なやり方も、あるかも知れません)。

サンプルコード

VisualStudio から以下のようにコントロールを配置します。

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サンプルコードは以下の通りです。ToolStripProgressBar の AutoSize プロパティ はデフォルトで true ですが、これを false にしておくのがポイントです。サイズを変更するグリップ用に、StatusStrip のサイズから 20 ピクセル分、ToolStripProgressBar のサイズを減らしています。

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using System;
using System.Windows.Forms;

namespace ToolStripProgressBarSample
{
  public partial class Form1 : Form
  {
    public Form1()
    {
      InitializeComponent();

      // ToolStripProgressBar の AutoSize プロパティを false へ変更
      toolStripProgressBar1.AutoSize = false;
    }

    private void statusStrip1_Resize(object sender, EventArgs e)
    {
      int gripSize = 20;
      toolStripProgressBar1.Width = statusStrip1.Width - gripSize;
    }
  }
}

実行例

サンプルコードの実行直後は以下のようになっています。サンプルの意図が伝わりやすいよう、敢えて初期状態では ToolStripProgressBar のサイズをデフォルトのままにしてあります。

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ウインドウ全体のサイズを変更すると StatusStrip の Resize イベントが発生し、結果的に ToolStripProgressBar のサイズが変更されます。

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