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Scientific Linux 6.1 での初期設定

Scientific Linux インストール時のメモ書きです。

テキストモードでのインストール時の制限

Scientific Linux - install-guide-text-full.html によると、SL ではテキストモードでのインストール時に幾つかの制限があるらしく、例えばパーティションのカスタマイズやパッケージの選択が出来ないそうです(パッケージは最小構成になるそうです)。以下は公式サイトからの引用です。

  • You are unable to do customized partitions in text mode.
  • You are unable to review and edit partitions in text mode.
  • You are unable to put your boot loader anyplace special in text mode.
  • You are unable to select packages and/or groups in text mode. You only get a minimal install.

ファイアウォール(iptables / ip6tables)及び SELinux の無効化

安易に iptables(ip6tables)や SELinux を無効化させることは賛否両論だと思いますが、今回は検証環境を想定していますので、全て停止させてしまいます。

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$ sudo service iptables stop
$ sudo service ip6tables stop
$ sudo setenforce 0

しかし、このままでは次回の起動時にまた iptables や SELinux が起動してしまう為、自動起動をオフにしておきます。

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$ sudo chkconfig iptables off 
$ sudo chkconfig ip6tables off 
$ sudo sed -i s/SELINUX=enforcing/SELINUX=disabled/g /etc/sysconfig/selinux

IPv6 を無効化する

デフォルトでは IPv6 が有効化されていますが、これから検証しようとしている OpenFlow の実装はまだ IPv6 を処理出来ない為、IPv6 は無効化しておきます。

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$ echo "install ipv6 /bin/true" | sudo tee -a /etc/modprobe.d/disable-ipv6.conf
$ sudo reboot

yum リポジトリを通信速度の早いミラーサイトにする

yum でのオペレーション時、自動的に通信速度の早いミラーサイトへ接続させる為に yum-plugin-fastestmirror をインストールします。まず、yum リポジトリファイル中でミラーを定義している部分のコメントアウトを削除します。

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$ sudo sed -i "7,7s/^#//g" /etc/yum.repos.d/sl.repo
$ sudo sed -i "7,7s/^#//g" /etc/yum.repos.d/sl-other.repo

yum-plugin-fastestmirror をインストールします。

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$ sudo yum -y install yum-plugin-fastestmirror

これで準備が整いました。yum でアップデートをかけます。今回はカーネルがアップデートされたのでリブートしておきました。

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$ sudo yum -y update
$ sudo reboot

自動アップデートの無効化

デフォルトでは cron により毎日、自動的に yum のアップデートが実行されます(/etc/cron.daily/yum-autoupdate)。ただ、長期運用するサーバであれば自動アップデートでは "勝手に(自動的に)アップデートされたパッケージが不具合をおこす" というリスクもありますので、自動アップデートは無効化しておきます。

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$ sudo sed -i "7,7s/true/false/g" /etc/sysconfig/yum-autoupdate

scp のインストール

最小構成でインストールすると scp が無く、不便ですので scp を含む "openssh-clients" をインストールしておきます。

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$ sudo yum -y install openssh-clients