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CentOS 5.5(64bit)に yum で Trac をインストールする

CentOS 5.5 に Trac をインストールしようと思ったのですが、標準のリポジトリにはパッケージが用意されていません。しかし、Dag をリポジトリに追加することにより、Trac を yum でインストールすることが可能となります。今回は CentOS 5.5(64bit)環境で試しましたが、OS バージョンやアーキテクチャは、余り意識しなくても良いように思われます。

Dag リポジトリの追加

/etc/yum.repos.d/Dag.repo を新規作成し、以下の内容を記載しました。

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[dag]
name=Dag RPM Repository
baseurl=http://apt.sw.be/redhat/el$releasever/en/$basearch/dag
gpgcheck=1
enabled=1
gpgkey=http://dag.wieers.com/packages/RPM-GPG-KEY.dag.txt

Trac のインストール

yum で Trac をインストールします。

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$ sudo yum install trac

プロジェクトの作成

Trac でプロジェクトを新規作成します。プロジェクトの作成等の管理は "trac-admin" コマンドで実施します。幾つか質問されますが、Trac に詳しく無い場合は全てエンターキーを入力するだけでも、とりあえずプロジェクトは作成可能です。今回は "/var/trac" 配下へ新たに "project" という名前のプロジェクト・ディレクトリを作成します。

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$ sudo trac-admin /var/trac/project initenv

作成されたディレクトリは所有者をユーザ "apache" に変更しておきます。

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$ sudo chown -R apache:apache /path/to/create/projcet

Trac の設定は trac.ini ファイルで行います。今回の例では "/var/trac/project/conf/trac.ini" が設定ファイルになります。今回はとりあえず、文字コードを UTF-8 に変更すべく、"default_charset" の値を下記のように修正しておきます。

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default_charset = utf-8

Trac へログインする際の BASIC 認証用の設定ファイルを用意しておきます。

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htpasswd -c /var/www/trac/.htpasswd username

これで「http://(サーバのアドレス)/trac/project」へアクセスすることで、Trac へログイン出来るはずです。もし、Apache が起動していない場合は起動しておきます。