VMware ESXi へパスワード無しで SSH ログインするには
検証用の VMware ESXi にはパスワード無しで手軽にログイン出来ると何かと便利です。今回は公開鍵方式を使うことでパスワード入力を省略し、ESXi ホストに SSH ログイン出来るように設定します。以下の環境を用いました。
項目 | 値 |
---|---|
SSH クライアント側 | Ubuntu 14.04.2 LTS |
SSH サーバ側 | VMware ESXi 5.5.0 Update 2 |
尚、ESXi 側では事前に SSH サービスを有効化してあるものとします。
クライアント側での設定¶
SSH で利用する鍵を生成します。
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これで以下の鍵が生成されました。
項目 | 値 |
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アルゴリズム | RSA |
鍵長 | 2,048bit |
パスフレーズ | (無し) |
秘密鍵 | ~/.ssh/id_rsa |
公開鍵 | ~/.ssh/id_rsa.pub |
ESXi 側での設定¶
クライアント側で生成した公開鍵を ESXi にコピーします。公開鍵の置き場はユーザ毎に /etc/ssh/keys-[ユーザ名]/authorized_keys です。つまり、root ユーザであれば /etc/ssh/keys-root/authorized_keys です。デフォルトだと、このファイルは存在するものの、中身は空っぽです。このファイルに先程、クライアント側で生成した公開鍵を追記します。
クライアントからサーバへ SSH アクセスの実行¶
これで準備完了です。秘密鍵を指定し、クライアントからサーバへ SSH アクセスしてみます。以下は ESXi のアドレスを「192.168.1.1」としていますが、ここは環境に合わせて適宜、読み替えます。
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