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Visio で二重線を引くには

(既に Visio 2016 がリリースされてしばらくになりますが)Visio 2013 以降は従来の「.vsd 形式」に加えて「.vsdx 形式」がサポートされました。この .vsdx 形式のファイルを利用するとファイルサイズの削減や新しい機能の利用等、様々な恩恵を受けることが出来ます。

Visio 2013 環境だと .vsd 形式でファイルを保存した場合、二重線を含む "多重線" が使えないのですが、.vsdx 形式を使えば多重線が利用可能です(※ Visio 2007 までなら .vsd 形式でも多重線が使えたような、使えなかったような… うろ覚え)。今回は Visio 2013 環境で .vsd 形式と .vsdx 形式を「多重線が使えるか?」という観点から比較してみます。

Visio 2013 + .vsd 形式の場合 = 多重線が使えない

.vsd 形式の場合、直線を選択しても「一重線/多重線」がグレーアウトしていて制御出来ず、結果的に一重線しか使えませんでした。

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Visio 2013 + .vsdx 形式の場合 = 多重線が使える!

.vsdx 形式の場合、直線を選択した後に「一重線/多重線」を制御することが出来、二重線等の多重線を利用することが可能でした。

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結論

PowerPoint 等の Office アプリケーションから二重線をペーストしても画像扱いとなってしまう為、使い勝手は悪いです。よって「手軽に二重線を使いたい」のであれば .vsdx 形式にする必要があります。当然ながら二重線を含む .vsdx ファイルを .vsd ファイルに変換すると多重線は一重線に変換されてしまうので要注意です(編集は出来なくなってしまいますが、汎用的にエクスポートするのであれば .pdf で書き出す、等の工夫が必要です)。