Ubuntu 15.10 に Linuxbrew をインストールしてみる
OS X には Homebrew というパッケージマネージャがありますが、これを Linux に移植した Linuxbrew というソフトウェアがあります。Linuxbrew には以下のようなメリットがあります。
- 実行に root 権限が必要無い
- Linux と OS X (Mac) で同じパッケージマネージャが使える
- OS のパッケージマネージャでは提供されていないソフトウェアでも、見つかる場合がある
- ホームディレクトリ配下にインストールされるので、不要になった時は削除が簡単
今回は Ubuntu 15.10 に Linuxbrew をインストールしてみます。
インストール
事前に必要なパッケージをインストールしておきます。この部分だけ、root 権限が必要になります。
| sudo apt-get -y install build-essential curl git python-setuptools ruby
|
いよいよ Linuxbrew をインストールします。
| ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Linuxbrew/linuxbrew/go/install)"
|
実際のインストールログは以下のようになります。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23 | $ ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Linuxbrew/linuxbrew/go/install)"
==> This script will install:
/home/user/.linuxbrew/bin/brew
/home/user/.linuxbrew/Library/...
/home/user/.linuxbrew/share/man/man1/brew.1
Press RETURN to continue or any other key to abort
・
・
・
==> Next steps
Install the Linuxbrew dependencies:
Debian, Ubuntu, etc.:
`sudo apt-get install build-essential`
Fedora, Red Hat, CentOS, etc.:
`sudo yum groupinstall 'Development Tools'`
See http://brew.sh/linuxbrew/#dependencies for more information.
Run `brew doctor` before you install anything
Run `brew help` to get started
|
ソフトウェアを追加すると ~/.linuxbrew/bin にリンクが作成されます (実体は ~/.linuxbrew/Cellar にインストールされます )。man も含め、必要な環境変数を ~/.bashrc に追記しておきます。
| export PATH="$HOME/.linuxbrew/bin:$PATH"
export MANPATH="$HOME/.linuxbrew/share/man:$MANPATH"
export INFOPATH="$HOME/.linuxbrew/share/info:$INFOPATH"
|
最後の仕上げに brew doctor を実行しておきます。
| $ brew doctor
Your system is ready to brew.
|
これでインストールは完了です。あとは Homebrew と同様に使えます。