CentOS7 全体でユーザ共通に使える rbenv をインストールする
Ruby のバージョンを使い分けたい場合は rbenv を使います。通常であればユーザ毎に rbenv をインストールすることになり無駄です。システム全体に rbenv をインストールすることでユーザを限定せずに、しかもユーザ毎に rbenv を使うことが可能です。今回は「システム全体に rbenv をインストールする方法」をメモしておきます。作業は CentOS7 上で実施しました。
事前準備¶
必要なツール / ライブラリを事前にインストールしておきます。
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rbenv / ruby-build のインストール¶
/usr/local 配下に rbenv と ruby-build をインストールします。
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secure_path の修正¶
/usr/local 配下に rbenv をインストールしましたが、デフォルトの状態では secure_path で許可されていない為、/usr/local/rbenv を sudo から実行することが出来ません。/usr/local/rbenv 配下の必要ディレクトリを sudo 経由で実行出来るよう、/etc/sudoers の secure_path を修正しておきます。
変更前¶
/etc/sudoers の中で下記の定義部分を探します。
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変更後¶
secure_path の定義を以下のように書き換えます。env_keep は追加します。
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Ruby のインストール¶
rbenv を使えるように準備します。尚、ユーザには書き込み権限の無い部分に rbenv をインストールしていますので、「Ruby をインストールする」等の変更処理は sudo 経由で実行します。
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全ユーザ共通で rbenv のパスを追加します。全ユーザに反映されるよう、/etc/profile に以下を追記します。
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/etc/profile への修正を反映します(もしくはログアウト&ログインし直します)。
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利用可能な Ruby を表示させてみます。
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今回は Ruby 2.3.1 をインストールしてみました。
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ついでに bundler もインストールしておきます。
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