Docker のベースサイズを拡張する
Docker コンテナが利用可能なストレージサイズのことをベースサイズ(basesize)と呼びます。デフォルトではコンテナあたり、10GB です。これでは不足な場合、サイズを拡張することが出来ます。今回はサイズの拡張手順をメモしておきます。今回は CentOS7 で、Docker のバージョンは 1.12.5 を使いました。
現在のベースサイズ確認
ベースサイズは docker info で確認することが出来ます。
| # docker info | grep "Base Device Size"
WARNING: Usage of loopback devices is strongly discouraged for production use. Use `--storage-opt dm.thinpooldev` to specify a custom block storage device.
Base Device Size: 10.74 GB
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ベースサイズを拡張する
今回はベースサイズを 40GB に拡張してみます。まず Docker を停止し、/var/lib/docker をディレクトリごと削除します。
| systemctl stop docker.service
rm -rf /var/lib/docker
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/etc/sysconfig/docker-storage 中にデフォルトで以下の記載がありました。
これを以下のように書き換えます。
| DOCKER_STORAGE_OPTIONS=--storage-opt dm.basesize=40G
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Docker を立ち上げます。
| systemctl start docker.servivce
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ベースサイズが拡張されたことを確認する
ベースサイズが 40GB に拡張されました。
| # docker info | grep "Base Device Size"
WARNING: Usage of loopback devices is strongly discouraged for production use. Use `--storage-opt dm.thinpooldev` to specify a custom block storage device.
Base Device Size: 42.95 GB
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