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AirPods と Air by crazybaby を比較する

Bluetooth イヤホンが欲しくて Apple の AirPods と crazybaby の Air by crazybaby を購入しました。 あくまで個人的な感想ですが、両者を比較してみたいと思います。

比較する点

以下の点を比較してみたいと思います。

  1. 商品ページ
  2. イヤホンとケースの外観
  3. ピアリング
  4. 音質 / 遅延 / 音飛び
  5. 通話
  6. バッテリーライフ
  7. 値段
  8. まとめ

商品ページ

商品ページは各々、以下です。 ページの作り自体は、どちらも「今どきだな」というカンジです。

AirPods

「いかにも Apple のページだな」と思える、シンプルな作りです。

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Air by crazybaby

ジョギングしながら Air by crazybaby を使っている動画が掲載されていますが、実際に試すと音飛びが酷いです (※ 音飛びについては後述)。

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イヤホンとケースの外観

外観はどちらもオシャレだと思います。 但し、AirPods はケースがコンパクトなのに対して、Air by crazybaby のケースは非常に大きい (長い) です。 「持ち運びやすさ / 収納しやすさ」は圧倒的に AirPods の方が優れていると思います。

AirPods

ケースは 4cm x 5cm 程度と、かなりコンパクトです。

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Air by crazybaby

現状で「ホワイトモデル」と「ブラックモデル」を選択出来ます。 ケースは円筒形です。 直径は 3cm 程度なのですが、長さが 13cm あり、かなり場所を取ります。 また、通電状態だとイヤホンが青白く光ります。 Web のレビューを眺めていると「光るのがかっこ悪い / 恥ずかしい」と感じる方もいらっしゃるようです。 私は「光ること」自体は何とも思わないのですが、微小であっても無駄な演出で電力を消費する方が気になります (※ バッテリーライフについては後述)。

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あと、ケースには「止まる / 開く」を表現していると思われる刻印があるのですが、この刻印位置以上にケースの蓋が回転します。 実害は感じていませんが、「作りが雑だ」という印象は否めません。

ピアリング

Apple 純正製品の組み合わせだけあって、「iPhone + AirPods」のピアリングは非常に簡単です。

AirPods

AirPods を使う にも書かれていますが、イヤホンが入った状態でケースの蓋を開き、iPhone に近づけるだけでピアリング出来ます。

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Air by crazybaby

L 側イヤホンのボタンを 1.5 秒間、押しっぱなしにするとピアリングが開始されます。 後は iPhone 側の Bluetooth 設定で接続すれば OK です。

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音質 / 遅延 / 音飛び

音質は両者、それなりに良いと思います。 しかし、遅延&音飛びを加味して考えると、Air by crazybaby はかなり酷く、AirPods の圧勝だと思います。

AirPods

音質はそれなりに良いと思います。 特筆すべきは「遅延が無い」「音飛びも全く無い」ことだと思います。 後述しますが、Air by crazybaby は「遅延と音飛び」がひどく、比較出来ません。 また隣室等、iPhone からやや離れても音が途切れず、使い勝手が良いです (例えば、自室で作業中に AirPods 付けたままトイレに行っても音が途切れない)。

Air by crazybaby

音質自体は AirPods に負けず劣らず、それなりに良いと思います。 しかし、遅延と音飛びはかなり酷いと言わざるを得ません。 まず遅延ですが、iPhone で音楽や動画を操作しても Air by crazybaby に反映されるまで、ワンテンポ以上の遅延があります。 音楽ならまだしも、動画の視聴には耐えないレベルです。 音飛びもかなり酷く、数分に一回は音飛びが発生します。 以下のケースでテストしましたが、どのパターンでも音飛びが発生します。

  1. iPhone とピアリングさせ、静止状態で利用
  2. iPhone とピアリングさせ、ジョギング時に利用
  3. MacBook とピアリングさせ、静止状態で利用

加えて、Web のレビュー記事でも見かけるのですが、Air by crazybaby は「片耳状態になる」という症状も頻繁に出ます…

通話

そもそも Air by crazybaby は「まともに音楽も聞けない」状態なので、通話テストを実施するに至りませんでした。

AirPods

全く違和感無く、通話出来ています。

Air by crazybaby

(まともに音楽も聞けないので、テストしませんでした)

バッテリーライフ

各々、公称値は以下の通りです。

製品 連続再生時間 連続通話時間
AirPods 5 時間 2 時間
Air by crazybaby 3 時間 4 時間

AirPods は普段使いする限り、まだバッテリーが切れたことがありません。 対して、Air by crazybaby は「連続再生 5 時間」と謳っている割に、実際に連続再生していると 2 時間強でシャットダウンしてしまいました。 再生条件によって前後するも知れませんが、バッテリーライフについても AirPods に軍配が上がると思います。

値段

値段の比較は以下の通りです。

製品 値段
AirPods 16,800 円
Air by crazybaby 19,310 円 (予価)

私は Air by crazybaby を Makuake 商品ページ で購入したので 16,400 円で購入しました。 価格自体は両者、ほぼ同じです。

ただ、「当初予定よりも、数ヶ月レベルで発売が遅れたこと」「仲介しているバリュートレード社の対応が悪かったこと (発売遅延のお知らせが遅れた、製品の品質レビューを掲載しない、等)」「発売まで待たされた挙句、製品の品質が悪かったこと」等から、Makuake のコメント欄はかなり炎上しているように感じました。

まとめ

個人的な感想を表にすると以下の通りです。

AirPods Air by crazybaby 備考
イヤホンとケースの外観 Air by crazybaby のケースは長い
ピアリング Air by crazybaby も簡単だが、AirPods は更に簡単
音質 / 遅延 / 音飛び × Air by crazybaby は遅延 / 音飛びが酷く、頻繁に片耳状態になる
通話 AirPods は全く問題無し。 Air by crazybaby は未テスト
バッテリーライフ Air by crazybaby は公称値程には持たないように感じる
値段 両者、同じ価格帯
総合評価 AirPods は非常に使い勝手が良い。 Air by crazybaby は音楽を楽しむレベルに至っていない

両者価格が同じなので、全ての面で AirPods の方がオススメだと思います