Cisco VIRL 1.3.296 リリース
Cisco 社のネットワークシミュレータである VIRL のバージョン 1.3.296 がリリースされました。
リリースノート¶
リリースノートは以下です。
主な新機能¶
リリースノートによると、主な新機能は以下の通りです。
- 新しいデプロイオプション
- 以下、2 種類の仮想マシンが提供されるようになりました。
- 1 インターフェイス版
- 5 インターフェイス版
- 以下、2 種類の仮想マシンが提供されるようになりました。
- デスクトップの廃止
- 従来提供されていた LXDE ベースの GUI デスクトップが廃止されました。
- ランディングページの廃止
- ランディングページが廃止されました。
- UWM
- ランディングページが廃止されたことに伴い、既定のページが「UWM のログイン画面」に変更されました。
- VMMaestro 等のダウンロードがランディングページからでは無く、UWM へログインした後の画面からダウンロード出来るようになりました。
- ライセンス
- ライセンス設定を丸ごとエクスポートしたり、インポートすることが出来るようになりました。
- OpenStack ネットワーク
- ベースが Mitaka に変更されました。
- この変更に伴い、外部への接続がブリッジインターフェイス経由でルーティングされます。
- CLI セットアップスクリプト
- IP アドレスを DHCP にしたり、固定アドレスに設定する CLI のセットアップスクリプトが用意されました。 VIRL のコンソールにログインして
virl_setup
で実行出来ます。
- IP アドレスを DHCP にしたり、固定アドレスに設定する CLI のセットアップスクリプトが用意されました。 VIRL のコンソールにログインして
- プロジェクト
- VIRL PE (Personal Edition) はシングルユーザに限定されました。 これは 1.3 以降のバージョンでは
guest
ユーザを含むguest
プロジェクトのみが利用されることを意味します。 他のユーザやプロジェクトは作成されません。
- VIRL PE (Personal Edition) はシングルユーザに限定されました。 これは 1.3 以降のバージョンでは
- NX-OSv 9000 サポート
- NX-OSv 9000 がサポートされるようになりました(※ VIRL 1.3 インストール直後は NX-OSv 9000 のイメージがありませんが、Update を実施することで NX-OSv 9000 が利用出来るようになりました)
新しい Salt Masters¶
1.2 以前の Salt Masters は以下、いずれかを選択していました。
No. | 値 |
---|---|
1 | us-1.virl.info, us-2.virl.info, us-3.virl.info, us-4.virl.info |
2 | eu-1.virl.info, eu-2.virl.info, eu-3.virl.info, eu-4.virl.info |
1.3 からは以下の Salt Masters を指定するようです。
No. | 値 |
---|---|
1 | vsm-us-1.virl.info, vsm-us-2.virl.info, vsm-us-3.virl.info, vsm-us-4.virl.info |