Cisco ACI のスナップショット機能でコンフィグをバックアップする
Cisco ACI でのコンフィグバックアップは、主に以下のような方法が考えられると思います。
- 必要な箇所だけをバックアップする
Export Policyを使ってバックアップするSnapshotを使ってバックアップする
今回は 3 番の Snapshot を使ったバックアップ取得方法をメモしておきます。
バックアップ取得方法の選択肢¶
バックアップ取得方法毎の特徴は以下の通りです。
| バックアップ方法 | バックアップ範囲 | 保存先 |
|---|---|---|
| ブラウザから実行 | 部分バックアップ (ブラウザ上で選択しているオブジェクト) | ローカル PC |
Export Policy から実行 |
「Fabric 全体(完全)」または「DN 指定により、特定箇所のみ」を指定可能 | リモート PC (Remote Locations 設定に従う) |
Snapshot から実行 |
「Fabric 全体 (完全) 」または「特定 Tenant のみ」を選択可能 | 「リモート PC (Remote Locations 設定に従う)」または「APIC 内部」を選択可能 |
Step.1¶
Admin → Import/Export → Remote Locations から、コンフィグのバックアップ先を設定します。

Step.2¶
Admin → Config Rollbacks を選びます。

Step.3¶
画面上部の for という部分から以下のいずれかを選択し、バックアップ対象を決定します。
| 項目 | 意味 |
|---|---|
Select for All Fabric |
Fabric 全体をバックアップ対象とする |
| (TenantName) | 選択した Tenant だけをバックアップ対象とする |

Step.4¶
select a remote location から Step.1 で設定した Remote Location を選択します。 ここを空欄にしておくとバックアップしたコンフィグは (Remote Location 上では無く) APIC 内部に保存されます。

Step.5¶
CREATE A SNAPSHOT NOW をクリックするとバックアップの取得が開始されます。

バックアップ取得の確認¶
select a remote location から Remote Location を選択していれば、Remote Location として設定した場所にコンフィグが保存されているはずです。 Remote Location を空欄にしていれば APIC 内部にコンフィグが生成され、Config Rollbacks の一覧画面に取得したコンフィグが履歴として追加表示されます。