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vSphere 上に RancherOS 1.1.0 をインストールする

以前に vSphere 上に RancherOS をインストールするという記事で RancherOS 1.0.0-rc2 を仮想マシンにインストールする手順をメモしました。 今回は RancherOS 1.1.0 のインストール手順をメモしておきます。

仮想マシンを作成する

以下のパラメータで vSphere 上に仮想マシンを作成します。 フッロピーディスク・ドライブは不要なので削除します。 ゲスト OS バージョンを「その他の Linux (64bit) にしたので NIC は E1000 しか選択出来なくなります。

項目
ゲスト OS ファミリ Linux
ゲスト OS バージョン その他の Linux (64bit)
CPU 4
メモリ 8GB
ハードディスク 40GB

仮想マシンを作成したら、起動します。

コンソールからパスワードを変更する

次の手順で cloud-config.yml を作成します。 仮想コンソールからでは作業し辛い為、SSH 出来るように rancher ユーザにパスワードを設定します。

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sudo su -
passwd rancher

インストール可能なバージョンを確認する

必須ではありませんが、インストール可能なバージョンを ros os list で確認することが出来ます。

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$ sudo ros os list
rancher/os:v1.1.0 remote latest running
rancher/os:v1.0.4 remote available
rancher/os:v1.0.3 remote available
rancher/os:v1.0.2 remote available
rancher/os:v1.0.1 remote available
rancher/os:v1.0.0 remote available
rancher/os:v0.9.2 remote available
rancher/os:v0.8.1 remote available
rancher/os:v0.7.1 remote available
rancher/os:v0.6.1 remote available
rancher/os:v0.5.0 remote available
rancher/os:v0.4.5 remote available

cloud-config.yml を用意する

インストール用のパラメータを cloud-config.yml として新規作成します。

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#cloud-config
hostname: rancher-01
ssh_authorized_keys:
  - ssh-rsa PUBLIC-KEY-STRING USERNAME@localhost
rancher:
  network:
    dns:
      nameservers:
        - 8.8.8.8
        - 8.8.4.4
    interfaces:
      eth0:
        address: 10.0.0.1/24
        gateway: 10.0.0.0.254
        mtu: 1500
        dhcp: false

ローカルディスクにインストールする

ros install に作成した cloud-config.yml を指定することでインストールを開始します。 yes をパイプしているので、インストールが完了したら自動的に再起動します。

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yes | sudo ros install -c cloud-config.yml -d /dev/sda

rancher/server を起動する

再起動が完了したら SSH アクセスし、rancher/server を起動します。

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docker run -d -p 8080:8080 rancher/server

暫く待って rancher/server が起動完了したら、ブラウザで http://xxx.xxx.xxx.xxx:8080 にアクセスします。 これで以下のような、Rancher の管理画面にアクセス出来るはずです。

file