RancherOS で Kubernetes 環境を構築する際の cloud-init
RancherOS 上で Kubernetes (以下、k8s) を試す際、Docker Engine のバージョンを予め k8s 互換バージョンに指定しておくと便利です。 その場合、cloud-init の定義例は以下のようになります。 尚、k8s と Docker Engine の互換性については Getting Started with Hosts の SUPPORTED DOCKER VERSIONS に記載されています。
検証環境¶
検証環境は vSphere 6.0 上で構築しています。 RancherOS は以下の構成で 3 台、構築しました。 rancher/server
は rancher-1 でだけ、起動します。
Hostname | rancher/server | rancher/agent | Address |
---|---|---|---|
rancher-1 | ○ | ○ | 10.0.0.1/24 |
rancher-2 | ○ | 10.0.0.2/24 | |
rancher-3 | ○ | 10.0.0.3/24 |
cloud-init¶
各ホスト用の cloud-init は以下の通りです。
rancher-1¶
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 |
|
rancher-2¶
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 |
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rancher-3¶
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 |
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インストール¶
cloud-init 用の .yaml を作成する際、手打ちでは厳しいので SSH アクセス出来るように rancher
ユーザへパスワードを設定します。
1 |
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cloud-init 用のファイルを作成します。 ファイルの内容は前述の通りです。
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RancherOS をローカルディスクにインストールします。
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k8s を有効化する¶
rancher-1 で起動する rancher/server
が起動完了したら WebUI から k8s を有効化します。 これで作業は完了です。