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RedHat 系 OS の初期設定(ネットワーク、プロンプト、パッケージアップデート)

RedHat 系の OS 初期構築時、自分では「ネットワーク周りの設定」「プロンプトの変更」「パッケージのアップデート」程度はほぼルーチンワークとして実行します。 通常であれば Ansible Playbook で実行してしまうのですが、Ansible が使えない場合はやむを得ず、手動で実行する場合もあります。 その際の設定方法をメモしておきます。

ネットワーク周りの設定変更

以下のように設定するとします。

項目
ホスト名 HOSTNAME
タイムゾーン 日本 (Asia/Tokyo)
ネットワークインターフェイス名 ens192
アドレス 172.31.1.1
ネットマスク /24
ゲートウェイ 172.31.1.254
DNS1 8.8.8.8
DNS2 8.8.4.4

これは以下のように実行することで設定可能です。

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hostnamectl set-hostname HOSTNAME
timedatectl set-timezone Asia/Tokyo
nmcli connection modify ens192 ipv4.addresses 172.31.1.1/24
nmcli connection modify ens192 ipv4.gateway 172.31.1.254
nmcli connection modify ens192 ipv4.dns "8.8.8.8 8.8.4.4"
nmcli connection modify ens192 ipv4.method manual
systemctl restart NetworkManager

プロンプトの変更

これは好みだと思いますが、私の場合はシェルのプロンプトを以下のようにカスタマイズしています。

  • FQDN を表示する
  • ログインしているユーザによって色を変更する
    • root の場合は赤色
    • root 以外の場合は水色

この方針で設定する場合、以下のように実行します。

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cat << EOF >> /root/.bashrc
export PS1='\[\033[01;31m\]\u@\H\[\033[00m\]:\[\033[01;34m\]\w\[\033[00m\]# '
EOF
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cat << EOF >> /etc/profile
export PS1='\[\033[01;36m\]\u@\H\[\033[00m\]:\[\033[01;34m\]\w\[\033[00m\]$ '
EOF

パッケージアップデートと古いカーネルの削除

パッケージをアップデートし、一旦再起動しておきます。

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yum -y update
sync ; sync ; sync ; reboot

再起動が完了したら最新のカーネルのみ残して、古いカーネルは削除してしまいます。

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yum -y install yum-utils
package-cleanup --oldkernels --count=1 -y