Skip to content

CentOS 7.5 に pyenv をインストールし、任意バージョンの Python を利用する

Python のバージョンを切り替えられる pyenv を CentOS 7.5 へインストールした際の手順をメモしておきます。

必要なパッケージのインストール

まず、必要なパッケージをインストールしておきます。

 1
 2
 3
 4
 5
 6
 7
 8
 9
10
11
12
yum -y install \
  bzip2 \
  bzip2-devel \
  gcc \
  git \
  openssl \
  openssl-devel \
  readline \
  readline-devel \
  sqlite \
  sqlite-devel \
  zlib-devel

pyenv のインストール

pyenv はインストーラが用意されているので、インストールは簡単です。 下記を実行するだけでインストールが完了するはずです。

1
curl -L https://raw.githubusercontent.com/pyenv/pyenv-installer/master/bin/pyenv-installer | bash

環境変数の追加

シェル起動時に pyenv が使えるようにする為、環境変数を追加しておきます。

1
2
3
4
5
cat << 'EOS' >> ~/.bashrc
export PATH="/root/.pyenv/bin:$PATH"
eval "$(pyenv init -)"
eval "$(pyenv virtualenv-init -)"
EOS

シェルを立ち上げなおすか、または source で環境変数の追加を反映します。

1
source ~/.bashrc

これで pyenv を使う用意が出来ました。 今回は pyenv 1.2.8 がインストールされました。

1
2
3
4
# which pyenv
/root/.pyenv/bin/pyenv
# pyenv --version
pyenv 1.2.8

インストール可能な Python バージョンを確認する

pyenv を使ってインストール可能な Python バージョンは pyenv install --list で確認出来ます。

1
pyenv install --list

利用中の Python を確認する

現在、利用中の Python を確認するには pyenv global を実行します。 まだ pyenv 経由で Python をインストールしていない為、system(システム)デフォルトの Python が使われていることが分かります。

1
2
# pyenv global
system

pyenv で指定バージョンの Python をインストールする

pyenv で指定バージョンの Python をインストールするには pyenv install VERSOIN を実行します。 今回は Python 2.7.15 をインストールしてみます。

1
pyenv install 2.7.15

しばらく時間がかかりますが、これで指定したバージョンの Python がインストールされるはずです。

Python のバージョンを切り替える

インストールした Python が利用されるように設定変更します。 pyenv global VERSION を指定すると、指定した Python が使われるように切り替わります。 Python を切り替えたら Rehash (情報更新) しておきます。

1
2
pyenv global 2.7.15
pyenv rehash

これで Python が切り替わりました。

1
2
# python --version
Python 2.7.15