Cisco Live! で公開された Cisco ACI 用のサンプルアプリケーションをビルドする
Cisco ACI にはアプリケーションを追加出来る「AppCenter (Apps)」という仕組みがあります。 Cisco Live! でお披露目されたサンプルアプリケーションが GitHub で BRKACI-2945-CLUS Demo Application として公開されているようなので、実際にビルドしてみました。
前提条件¶
今回は CentOS 7.6.1810 (64bit) を使いました。 また、事前に以下のソフトウェアはインストールしておきます。 Python のバージョンは 2.7.16 を使いました。
- Docker
- pip
- pyenv
- Python は 2.x 系であること (3.x 系ではエラーになる…)
デモアプリケーションのビルド¶
デモアプリケーションを GitHub から clone します。
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次に pyenv でデモアプリケーションをビルドする環境を作ります。 今回はここで Python 2.7.16 をインストールしました。
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作成した環境を activate します。
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Apps を作成する為のツールを pip でインストールします。
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これで準備 OK です。 ビルド用スクリプトも準備されているので、実際にアプリケーションをビルドしてみます。 スクリプトを実行すると、ビルド用の Docker イメージのダウンロードが開始され、自動的にアプリケーションのビルドが進みます。
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しばらく待つと以下のように表示され、デモアプリケーションのビルドが完了しました。
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完成したアプリケーションのサイズは約 350MB でした。
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あとは完成したアプリケーション (.aci ファイル) を Cisco ACI に格納すれば利用可能になります。
Python 3.x でビルドした場合のエラー¶
Python 3.x で build.sh
を実行した場合、以下のエラーになってしまいました。
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