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CentOS 8.1.1911 へ libssh2 を追加して Zabbix をインストールする

以前に AmazonLinux2 へ Zabbix Server 4.0.14 をインストールする というメモを書きました。 CentOS 8.1.1911 では libssh2 が削除されてしまった為、同じ手順では Zabbix 関連パッケージをインストールしようとするとエラーになってしまいます。 これを回避するには予め、libssh2 をインストールしておきます。

前提

今回は下記の環境で作業しました。

  • CentOS 8.1.1911

libssh2 をインストールしておく

RHEL の公式サイトに 8.2.3. RHEL 8 で libssh2 が利用できないと明記されています。

非推奨の libssh2 ライブラリーは、楕円曲線、Generic Security Service Application Program Interface (GSSAPI) などの機能がなく、RHEL 8 では削除され、libssh が使用されます。

この為、「libssh2 が無いので Zabbix のインストールに失敗する」件は Zabbix のサポートサイトにも記載があります。

この問題を回避する為、CentOS 8.1.1905 のリポジトリから libssh2 をインストールしておきます。

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dnf -y install http://mirror.centos.org/centos/8.0.1905/AppStream/x86_64/os/Packages/libssh2-1.8.0-8.module_el8.0.0+189+f9babebb.1.x86_64.rpm

MySQL のインストール

Zabbix をインストールする前に、データベースとして利用する MySQL サーバをインストールしておきます。

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dnf -y install mariadb mariadb-server
systemctl start mariadb
systemctl enable mariadb
mysql_secure_installation

Zabbix のインストール

あとは Zabbix をインストールするだけです。 ここからは特別な手順は無く、従来と同じ手順でインストール出来るはずです。 まず、Zabbix のパッケージをインストールします。

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rpm -Uvh https://repo.zabbix.com/zabbix/4.4/rhel/8/x86_64/zabbix-release-4.4-1.el8.noarch.rpm
dnf clean all
dnf -y install zabbix-server-mysql zabbix-web-mysql zabbix-apache-conf zabbix-agent

データベースを作成します。

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zcat /usr/share/doc/zabbix-server-mysql/create.sql.gz | mysql -uzabbix -p zabbix

設定ファイルを修正します。

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sed -i -e "s/^# DBPassword=/DBPassword=password/g" /etc/zabbix/zabbix_server.conf
sed -i -e "s/^;date.timezone =/date.timezone = Asia\/Tokyo/g" /etc/php.ini

これで http://ADDRESS/zabbix へアクセスすれば Zabbix のセットアップ画面が表示されるはずです。