Cisco ACI で多数の EPG を設定すると、どうなるか?
Cisco ACI のドキュメント のうち、Verified Scalability Guide は一般的なスケーラビリティの検証値・上限値などについて言及されたドキュメントです。 このドキュメントの General Scalability Limits で EPG 数 (Number of endpoint groups (EPGs)) は L3 Fabric と Large L3 Fabric の両方で以下と記載されています。
For a fabric with a single Tenant: 4,000
For a fabric with multiple Tenants: 500 per Tenant, up to 15,000 total across all Tenants
今回は ACI バージョン 5.0(2h) 環境で EPG を多数設定して、「設定出来るか?」「Fault は表示されるか?」と言った点をウォッチしてみました。
結果¶
結果は以下の通りです。 ドキュメント上は「全テナントで 15,000 まで」と記載されているものの、設定だけであれば 15,000 を超えても可能でした。 但し、実際の通信テストは実施していません。
| EPG 数 | パーセンテージ | 設定可否 | Fault の有無 | 
|---|---|---|---|
| 4,000 | 26.7% | 可 | - | 
| 9,000 | 60.0% | 可 | - | 
| 12,000 | 80.0% | 可 | 有 | 
| 14,500 | 96.7% | 可 | 有 | 
| 16,000 | 106.7% | 可 | 有 | 
以下は各々の設定数ごとに Tenant 及び Capacity Dashboard を確認したスクリーンショットです。
4,000¶
Tenant¶

Capacity Dashboard¶

9,000¶
Tenant¶

Capacity Dashboard¶

12,000¶
Tenant¶

Capacity Dashboard¶

14,500¶
Tenant¶

Capacity Dashboard¶

16,000¶
Tenant¶

Capacity Dashboard¶
