Ubuntu 20.10 で固定アドレスを設定する

Ubuntu 17.10 からは IP アドレスを Netplan で管理するように変更されています。 Netplan の設定ファイルは /etc/netplan 配下にあり、リファレンスは Netplan reference にあります。 今回は Ubuntu 20.10 を固定アドレス化する手順をメモしておきます。

デフォルトだと Netplan の設定ファイルは /etc/netplan/00-installer-config.yaml にありました。 ネットワークアダプタが ens160 として認識されている環境だと、デフォルトの内容は以下になっていました。

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# cat /etc/netplan/00-installer-config.yaml
# This is the network config written by 'subiquity'
network:
  ethernets:
    ens160:
      dhcp4: true
  version: 2

これを例えば以下のように書き換えます。

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cat << EOF > /etc/netplan/99_config.yaml
network:
  ethernets:
    ens160:
      dhcp4: false
      dhcp6: false
      addresses: [10.0.0.1/24]
      gateway4: 10.0.0.254
      nameservers:
        addresses: [1.1.1.1, 1.0.0.1]
  version: 2
EOF

設定の反映は netplan apply で可能ですが、「いきなり反映して設定をミスしていたら危険」という場合は指定秒数だけ設定を反映し、指定秒数が経過したら自動的にもとの設定に戻すことも可能です。 「60 秒後に、自動的にもとの設定に戻す」為には以下のように実行します。

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netplan try --timeout 60

指定時間を待たず、即時設定を反映するには下記を実行します。

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netplan apply