IOS-XE の組み込み Wireshark で手軽にパケットキャプチャする
ちょっと、パケットキャプチャしたいじゃないですか。
IOS-XE では組み込み Wireshark を用いてパケットキャプチャを実施することが可能です。 本格的にパケットキャプチャしたい場合は SPAN を設定するケースが多いかもしれませんが、簡易にパケットをキャプチャしたい場合には Catalyst だけで完結できる為、組み込み Wireshark は非常に便利です。 …とは言え、使い方・構文を忘れてしまい、毎回同じことを調べている為、メモしておきます。
キャプチャ設定
コンフィギュレーションモードでは無く、特権モードで実行するのがポイントです (うろ覚えで操作していると毎回、configure terminal
してから設定しようとし、時間を無駄にしがちです…)。 下記で mycap
はキャプチャポイントの設定名です。
| monitor capture mycap interface Vlan100 both
monitor capture mycap match ipv4 any any
monitor capture mycap file location flash:mycap.pcap buffer-size 100
|
設定オプションは豊富にあり、「容量の上限に達したらキャプチャ停止するリニア型」「容量上限に達した場合は "最も古いデータ" と "最も新しいデータ" で上書きします (でファルトでは「リニア」動作)。
キャプチャ開始
| monitor capture mycap start
|
キャプチャ停止
| monitor capture mycap stop
|
キャプチャ設定の確認
キャプチャ設定の削除
キャプチャファイルを SCP アップロードする
| copy flash:mycap.pcap scp: vrf Mgmt-vrf
|
参考