vSphere7 へ RockyLinux8 をテキストモードインストールする
vSphere7 へ Rocky Linux をインストールする方法をメモしておきます。
Step.1¶
Rocky Linux は Donwload ページからインストール用の .iso ファイルをダウンロードすることが出来ます。 今回は x86_64 の Minimal 版である Rocky-8.4-x86_64-minimal.iso をダウンロードし、vSphere 上に作成した仮想マシンへマウントしました。
Step.2¶
このまま仮想マシンを起動すると No Media になってしまい、.iso イメージから起動出来ません。
これはセキュアブートの設定を変更することで回避出来ます。 仮想マシンの 設定の編集
を開くとデフォルトでは以下のようになっています。
仮想マシンオプション
→ 起動オプション
から セキュアブート
のチェックを外します。
セキュアブートについては ESXi ホストの UEFI セキュア ブート に詳しく書かれています。
セキュア ブートは、UEFI ファームウェア標準の一部です。セキュア ブートが有効な場合、オペレーティング システムのブートローダーが暗号で署名されていない限り、マシンに UEFI ドライバまたはアプリケーションはロードされません。vSphere 6.5 以降、ESXi は、ハードウェアでセキュア ブートが有効な場合にこれをサポートします。
Step.3¶
これで仮想マシンを .iso イメージから起動出来るようになりました。 デフォルトでは以下のように表示されます。 GUI モードでインストールしたければこのまま ENTER
を押します。
Step.4¶
CUI モード (テキストモード) でインストールしたければ Install Rocky Linux 8
を選択した状態で e
キーを押します。
以下のように起動オプションが表示されます。
起動オプションへ下記のようにinst.text
を追記し、Ctrl + x
を押します。
これで CUI モードのインストーラが開始されます。
Step.5¶
ディスク容量を 20GB に設定した仮想マシンで Rocky Linux 8.4 を Minimal インストールした場合、初期状態のディスク使用量 / 空き容量は以下でした。
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Step.6¶
Minimal インストールしたせいか、open-vm-tools はインストールされていませんでした。 dnf info open-vm-tools
した結果、「Available Packages として表示されている」(Installed Packages として表示されていない) ことから「インストールされていない」と判断出来ます。
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rpm -qa
でインストール済みパッケージを検索しても当然、表示されません。
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open-vm-tools をインストールしておきます。
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参考¶
テキストモードのインストールを開始するには、起動メニューの起動コマンドラインまたは PXE サーバー設定で inst.text 起動オプションを使用してインストールを起動します。