自分用・検証用 RockyLinux8 作成手順メモ(2021/11/03 版)
以前に以下のメモを書きました。
- 自分用・検証用 CentOS 作成手順メモ(2017/01/14 版)
- 自分用・検証用 CentOS8 作成手順メモ(2019/10/02 版)
- 検証用 Amazon Linux2 初期設定メモ(2019/10/10 版)
- 自分用・検証用 CentOS8 作成手順メモ(2020/01/31 版)
- 自分用・検証用 Ubuntu21 作成手順メモ(2021/09/20 版)
今回は Rocky Linux8 をベースに検証用 Linux を作成する手順をメモしておきます。
前提¶
このメモを以下を前提にしています。
- vSphere 上に作成する仮想マシンである
- ベースは Rocky Linux8 64bit とする
- 最小構成でインストールする
- 作成した仮想マシンはテンプレート化する
SSH 接続時の警告時を表示しない¶
別のホストへ SSH 接続する際、警告が表示されないように設定しておきます。 また「Unable to negotiate with 192.168.1.1 port 22: no matching key exchange method found. Their offer: diffie-hellman-group1-sha1
」等のエラーを回避する為に、必要な鍵交換アルゴリズムを追加しておきます。
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SSH 公開鍵をコピーする¶
ログイン処理をセキュア、且つ簡略化する為に公開鍵をコピーしておきます。
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/root に存在する不要ファイルを削除する¶
インストール直後は /root
配下に *.cfg
が存在します。 不要であれば削除しておきます (Kickstart 用の設定ファイルとして参考にしたい場合はコピーするなり、退避しておきます)。
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NTP サーバを指定する¶
NTP サーバを指定しておきます。 /etc/chrony.conf
に時刻同期したいサーバを指定します。 検証環境に併せたサーバを指定すれば良いと思いますが、特に指定が無く、インターネットにアクセス可能な場合は Google Time Server 等で良いと思います (設定変更を反映したい場合は chronyd を再起動しておきます)。
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NTP サーバとの同期状態は chronyc sources
で確認します。
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firewalld を停止する¶
firewalld は停止しておきます。
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設定変更が反映されていることを確認しておきます。
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SELinux を停止する¶
SELinux は停止しておきます。
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プロンプトの色を変更する¶
一般ユーザのプロンプトは緑色に、root ユーザのプロンプトは赤色に変更します。
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対話的な alias を無効化する¶
検証環境ではコマンドを実行する度に対話的な確認は不必要なので、alias を無効化しておきます。
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GRUB のタイムアウト時間を短くする¶
デフォルトでは GRUB のタイムアウト時間が 5 秒になっています。 検証環境の仮想マシンは少しでも早く起動して欲しいので、タイムアウト時間を 1 秒に縮めます。
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基本的なパッケージを追加する¶
普段、よく使うであろうパッケージを追加しておきます。 パッケージの選定はお好みですが open-vm-tools
は必ずインストールしておきます。
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vi → vim の alias を追加する¶
root ユーザでも vi とタイプしたら vim が起動するようにエイリアスを設定しておきます。
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.vimrc も好みで設定しておきます。
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英語設定を行う¶
必要であれば LANG
環境変数を明示的に定義しておきます。
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EPEL からパッケージを追加する¶
必要であれば、EPEL からパッケージを追加しておきます。 以下は fping や nmap を追加する例です。
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パッケージを最新にする¶
インストールされているパッケージを最新にします。 カーネルがアップデートされている場合を想定し、併せて再起動しておきます。
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古いカーネルを削除する¶
古い世代のカーネルを削除します。
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キャッシュ / コマンド実行履歴を削除しておく¶
テンプレート化する際には不要なので dnf のキャッシュとシェルのコマンド実行履歴を削除しておきます。 ここまで完了したら仮想マシンの電源をオフにします。
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VM から DVD メディアを取り出しておく¶
テンプレート化する前に仮想マシンの光学ドライブから CentOS8 のインストールに利用した DVD メディアを取り出しておきます。
テンプレート化する¶
ここまで用意が出来たら仮想マシンをテンプレート化します。 以降、検証用の仮想マシンを作成したい場合はこのテンプレートから複製します。