Cisco CIMC のバージョンを HUU で変更する
Cisco UCS サーバの管理インターフェイスである CIMC 自身のバージョンを変更するには HUU (Cisco Host Upgrade Utility) を利用します。 HUU による CIMC バージョン変更手順は UCS C-Series HUU によるアップグレード方法 (CIMC version 4.x) に掛かれています。 このコミュニティ記事で十分事足りる=不足は無いのですが、自分用に CIMC のバージョンを変更した際の手順をメモしておきます。
Step.1¶
Cisco の Software Download ページ から UCC の機種ごとに公開されている HUU (ISO イメージ) をダウンロードしたらマウントします。 物理メディアとしてマウントしても良いですが、CIMC から仮想メディアとして ISO イメージをマウントする方が簡単です。 自由にファイルアップロード出来る Web サーバがあれば、以前に書いた Cisco UCS サーバの CIMC で HTTP 経由で .iso イメージをマウントする の手順に従って CLI から ISO イメージを仮想メディアとしてマウントするのが簡単・安定した通信が行えると思います。
Step.2¶
HUU の ISO イメージから起動すると、しばらくスプラッシュスクリーンが表示されます。 ひたすら待ちます。
ひたすら待ちます…
Step.3¶
ライセンス条項が表示されます。 I AGREE
をクリックして次へ進みます。
Step.4¶
個々のコンポーネントをアップデートすることも出来ますが、今回は「全てのコンポーネントを最新にする」ので Update All
をクリックして次へ進みます。
Step.5¶
「全コンポーネントをアップデートして良いか?」の確認ダイアログが表示されます。 Yes
をクリックして次へ進みます。
Step.6¶
ファームウェアのアップデートを継続して良いか、確認されます。 Yes
をクリックして次へ進みます。
Step.7¶
しばらくアップデート処理が実行されます。 環境によって時間はかかりますが、「30 分以上は時間がかかる」と思っていた方が無難と思われます。
Step.8¶
全アップデートが完了したら Exit
をクリックして次へ進みます。
Step.9¶
本当に終了して良いか、確認のダイアログが表示されます。 Yes
をクリックします。
CIMC 自体のバージョンを変更すると CIMC 自体がリセットされる為、SSH / HTTPS セッションなどは切断され、しばらく CIMC が復帰されるまで待つことになります。 この処理にもそれなりの待機時間が発生する為、CIMC のバージョン変更作業は「1 台あたり、ざっくり 1 〜 2 時間」は確保しておいた方が無難と思われます。