Docker Compose で GitLab を起動する
GitLab には Enterprise Edition と Community Edition のふたつがあります。 Enterprise Edition であっても「無料版」があるので、「どちらを利用するか?」は選択が必要です。 Edition の違いについては Which GitLab edition is right for you? に記載されています。
今回は GitLab Community Edition を Docker Compose で起動する手順をメモしておきます。 尚、今回は CI/CD を想定しておらず、Runner は用意しません。 尚、GitLab の Docker コンテナイメージは gitlab/gitlab-ce で公開されています。
検証環境¶
対象 | バージョン |
---|---|
macOS | 14.2.1 |
Docker Engine - Community | 25.0.3 |
Docker Compose | 2.24.5 |
Docker Compose で起動する¶
作業用のディレクトリを作成します。
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作業用ディレクトリ内に、今回は以下の内容で docker-compose.yml
ファイルを作成しました。 external_url
は実際に GitLab を更改する FQDN に合わせて修正します。 その他、メール送信用のパラメータなども環境に合わせて調整します。 共有メモリである /dev/shm
の容量を定義する shm_size
も環境に合わせて調整します。
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ここまでの準備が完了したら Docker Compose で起動します。
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ブラウザで http://ADDRESS:8080
にアクセスしたらログインフォームが表示されます。
初期ユーザ名は root
です。 パスワードはコンテナ作成時にランダムなものが発行されている為、以下のコマンドで確認します。 もしくは、今回はボリュームをマウントしている為、(コンテナ内から実行しなくても) cat config-app/initial_root_password
でも同内容を確認出来ます。
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実際の実行例は以下です。
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ログイン出来ると以下のような画面が表示されます。
root ユーザの初期パスワードを変更する¶
最初に root ユーザの初期パスワードを変更します。
Step.1¶
root ユーザでログインしたら左上の画像 (※ ユーザごとのアイコン) をクリックし、Edit profile
をクリックします。
Step.2¶
左側のメニューから Password
をクリックします。
Step.3¶
Current password
には現在のパスワードを、New password
と Password confirmation
には変更後の新パスワードを入力し、Save password
をクリックします。 これでパスワード変更は完了です。
ユーザを追加する¶
root では無い、普段利用するユーザを追加します。
Step.1¶
画面左下の Admin Area
をクリックします。
Step.2¶
左側のメニューから Users
をクリックします。
画面右上の New user
をクリックします。
Step.3¶
Step.4¶
必要なパラメータを入力したら Create user
をクリックし、ユーザ作成を完了します。