Ubuntu22 へ Jupyter Notebook をインストールし、サービスとして起動する
Ubuntu 22.04LTS へ Jupyter Notebook を pip でインストールし、サービスとして起動させる手順をメモしておきます。 尚、今回は検証環境での利用を想定しており、セキュリティには配慮していません。
検証環境¶
| 対象 | バージョン |
|---|---|
| Ubuntu | 22.04.04LTS |
| Python | 3.12.2 |
| Jupyter Notebook | 7.1.1 |
インストール¶
pip でインストールします。 今回は仮想環境を作成せず、OS 全体にインストールします。
1 | |
asdf 環境の場合は asdf 環境の Python に pip で追加したコマンドが使えない場合の対処 の内容を参考に、reshim しておきます。
1 | |
ノートブック保存用ディレクトリの作成¶
今回は Jupyter Notebook で作成するノートブックを /root/notebooks に保存します。 このディレクトリを作成しておきます。
1 | |
サービスとして登録¶
Jupyter Notebook をサービスとして登録する為、systemd 用のユニットファイルを作成します。 ファイルパスは /etc/systemd/system/jupyter.service にします。 尚、「asdf を利用している」「していない」で Jupyter 関連コマンドのファイルパスが変わる為、「シンボリックリンクを利用する」か、または「愚直にファイルパスを書き分ける」などの工夫が必要です。 今回は環境に応じてファイルパスを書き分けることにしました。
asdf を利用していない場合¶
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 | |
asdf を利用している場合¶
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 | |
ユニットファイルを新規作成したら systemctl daemon-reload しておきます。
1 | |
サービスの起動¶
サービスの起動、及び自動起動設定を行います。
1 2 | |
Web ブラウザでのアクセス¶
Web ブラウザで http://ADDRESS:8888/ へアクセスすると以下のように表示されるはずです。

これで Jupyter Notebook が起動出来ました。