Ubuntu 22.04.4LTS へ k3s で AWX Operator を起動する
Ubuntu 22.04.4LTS へ K3s を使って AWX Operator を起動する手順をメモしておきます。 以下のメモも参考にします。
検証環境¶
対象 | バージョン |
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Ubuntu | 22.04.4LTS |
k3s | v1.28.8+k3s1 (653dd61a) |
kustomize | 5.4.1 |
k3s と kustomize のインストール¶
k3s と kustomize をインストールしておきます。
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実行したホストがノード登録されました。
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awx 名前空間の定義¶
AWX Operator の構築手順は Basic Install に記載されています。 予め、AWX Operator または Releases いずれかのページで最新のバージョンを確認しておきます。 現時点では 2.14.0 でした。
先に確認したバージョン情報も加味した上で以下の内容にしました。 異なるバージョンの AWX Operator をインストールしたい場合は、バージョン部分を修正します。
kustomization.yaml | |
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マニフェストを適用します。
kustomize build . | kubectl apply -f -
これで awx
名前空間が定義されました。 kubectl get pods -n awx
で確認出来ます。
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AWX Operator の構築¶
AWS Operator を起動する為に .yaml ファイルを修正します。 kustomization.yaml
には resources
の定義に awx-demo.yaml
を追加します。
kustomization.yaml | |
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AWX Operator の起動に必要な .yaml ファイルのサンプルは awx-operator / awx-demo.yml にあります。 今回はポート番号の指定を加え、以下の内容で awx-demo.yaml
というファイルを新規作成しました。
awx-demo.yaml | |
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マニフェストを再適用します。
kustomize build . | kubectl apply -f -
コンテナが起動します。 但し、AWX Operator はそこそこ重く、起動に時間がかかります…
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私の環境では必要なコンテナが全て Running
状態になるまで 5 から 6 分かかりました。
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AWX Operator へのログイン¶
AWX Operator の管理者 (admin
ユーザ) 初期パスワードは kubectl get secret awx-demo-admin-password -o jsonpath="{.data.password}" -n awx | base64 --decode
で確認出来ます。 実際の実行例は以下の通りです。
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初期パスワードを確認したら Web ブラウザで http://ADDRESS:30080
へアクセスすると以下のように表示されます。 ユーザには admin
を、パスワードには確認した初期パスワードでログイン出来ます。
正しくログイン出来れば以下のような画面が表示されます。
AWX Operator が Listen しているポートの確認¶
今回は AWX Operator が Listen するポート番号をマニフェスト内で指定しています。 もし値を指定しなかった場合は kubectl get svc -l "app.kubernetes.io/managed-by=awx-operator" -n awx
でポート番号を確認することが出来ます。
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