Cursor で Azure OpenAI Service を利用する (2024/05/25 版)
以前に macOS に Cursor をインストールし、Azure OpenAI Service を利用する というメモを書きました。 Cursor のバージョンが上がり、UI が変わっていた為、改めて Curosr に Azure OpenAI Service の API キーを登録して利用する手順をメモしておきます。
検証環境¶
対象 | バージョン |
---|---|
macOS | 14.5 |
Cursor | 0.33.4 |
Azure 側での作業¶
Step.1¶
Azure Portal にアクセスし、「キー
」と「エンドポイント
」の値を控えておきます。 キーは「キー 1
」と「キー 2
」のどちらでも利用可能なので、いずれか一方をメモしておきます。
Step.2¶
Azure OpenAI Studio にアクセスし、Cursor で利用したい「デプロイ名
」を控えておきます。 今回は「gpt4-32k
」を利用することにします。
Cursor 側での作業¶
Step.3¶
Cursor の UI 右上にあるギアのアイコンをクリックして Cursor Settings
を開きます。
Step.4¶
Models
メニューの最下部にある Azure API Key
欄 (下記の 1) に必要情報を入力します。 各々、以下の値を入力します。
項目 | 入力する値 |
---|---|
Base URL | Azure Portal で確認した エンドポイント |
Deployment Name | Azure OpenAI Studio で確認した デプロイ名 |
API Key | Azure Portal で確認した キー 1 または キー 2 の値 |
必要な値を入力したら Azure API Key
の右側 (下記の 2) にあるボタンをクリックします。 入力した値が正しい場合、下記のようにボタンの色が緑色になります。 入力した値が間違っている場合、Invalid Credential
のようなエラーが表示され、ボタンが赤いままです。 この場合は Azure Portal / Azure OpenAI Studio 上の情報を再確認します。
Step.5¶
Model Names
の下側にある + Add model
をクリックします。
Step.6¶
Azure API Key
に Deployment Name
として入力した値を、そのまま入力して Enter を押します。
Step.7¶
Model Names
に追加した Azure OpenAI Studio のデプロイモデル以外は無効化してしまいます。
Cursor 上で Azure OpenAI Service を利用する¶
Cursor 上で Azure OpenAI Service を利用しながら Python のソースコードを利用してみます。 前提として Cursor 上でファイルタイプを Python にしておきます。
Step.8¶
「Cmd L to chat, Cmd K to generate」と表示されます。 「Cmd K」を押します。
Step.9¶
「New code instructions...」というウインドウが表示されます。 このウインドウ内に「生成したいコードの目的」を記載します。 コード生成に利用するモデルを選択することが出来ますが、ここまでの手順で Cursor Settings
の Model Names
で gpt4-32k
以外は無効にしている為、下記の例では gpt4-32k
が始めから選択されています。
Step.10¶
今回はサンプルとして「フィボナッチ数列を計算する」と入力し、Enter を押します (または Generate
をクリックします)。
Step.11¶
コードが生成されました。