AlmaLinux をテキストモードでインストールする
AlmaLinux のインストールを開始する際、明示的に指定しないと GUI のインストーラが起動します。 テキストモードのインストーラを起動する手順をメモしておきます。
検証環境¶
対象 | バージョン |
---|---|
AlmaLinux | 9.4 |
実際に今回、インストールした AlmaLinux 上で /etc/system-release
を確認した結果は以下です。
# cat /etc/system-release
AlmaLinux release 9.4 (Seafoam Ocelot)
テキストモードのインストーラを開始する¶
インストーラが起動したら Tab を押します。 すると起動時のカーネルオプションを指定出来るようになります。
ここに inst.text
と入力して Enter を押します。
「VNC モードで起動するか?」「テキストモードを利用するか?」を選択するように促されます。 2
を入力します。
これでテキストモードのインストーラが起動します。
インストールオプション例¶
詳細は記載しませんが、テキストインストーラでのインストールオプション指定例をメモしておきます。 NTP サーバには time.cloudflare.comのご紹介 で言及されている CloudFlare の NTP サーバを指定しています。 ネットワーク設定はデフォルトのまま DHCP にしていますが、固定アドレスにする場合はインストーラ中で指定してしまうのも簡単です。
2 Time settings
→1 Change timezone
→2 Asia
→ Enter →73 Tokyo
→c continue
2 Time settings
→2 Configure NTP servers
→1 Add NTP server
→time.cloudflare.com
→c continue
5 Installation Destination
→c continue
→c continue
→c continue
6 Kdump
→1 Enable kdump
→c continue
8 Root password
→PASSWORD
→PASSWORD
→yes
b to begin installation
→ (インストールが完了したら) Enter
固定アドレスへ変更する設定¶
固定アドレスに変更する場合は以下のように設定します。
nmcli connection modify ens192 ipv4.method manual ipv4.addresses 10.0.0.1/24
nmcli connection modify ens192 ipv4.gateway 10.0.0.254
nmcli connection modify ens192 ipv4.dns 1.1.1.1
nmcli connection modify ens192 +ipv4.dns 1.0.0.1
nmcli connection up ens192
open-vm-tools をインストールする¶
仮想マシン上に AlmaLinux をインストールした場合は open-vm-tools をインストールしておきます。
dnf -y install open-vm-tools