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CML の Timezone 設定を変更する

Cisco CML で Timezone 設定を変更する手順をメモしておきます。 但し、CML 上で Workbench を新規作成した際、Workbench 名に含まれる日時は Timezone を無視し、UTC になるようです。

詳細は後述しますが、Web サイトを日本語表示した状態で Cockpit から Timezone 設定を変更しようとするとエラーになってしまいました。 英語表示へ変更することで解決し、設定出来ました。 但し、CLI で設定変更した方が簡単だと思います。

検証環境

対象 バージョン
CML 2.7.0+build.4
macOS 14.5
Chrome 126.0.6478.127 (Official Build) (arm64)

CLI から設定変更する

CLI から Timezone 設定を変更するには、まず CML へ SSH アクセスします。 CML への SSH アクセスは予め Cockpit から許可しておく必要があります。 sshd が Listen するポートは (TCP/22 では無く) TCP/1122 である点に注意します。 公式サイトには Enabling SSH service に記載があります。

ssh -p 1122 sysadmin@10.0.0.1

timedatectl set-timezone Asia/Tokyo を実行して Timezone を変更します。 パスワードを要求されますので、sysadmin ユーザのパスワードを入力します。

sysadmin@cml-controller:~$ timedatectl set-timezone Asia/Tokyo
==== AUTHENTICATING FOR org.freedesktop.timedate1.set-timezone ===
Authentication is required to set the system timezone.
Authenticating as: sysadmin
Password:
==== AUTHENTICATION COMPLETE ===

Timezone が変更されました。 変更された結果は timedatectl statusdate で確認します。

sysadmin@cml-controller:~$ timedatectl status
               Local time: Fri 2024-07-05 06:44:12 JST
           Universal time: Thu 2024-07-04 21:44:12 UTC
                 RTC time: Thu 2024-07-04 21:44:12
                Time zone: Asia/Tokyo (JST, +0900)
System clock synchronized: yes
              NTP service: active
          RTC in local TZ: no

日本語 GUI から設定変更する (失敗)

Web ブラウザを日本語表示設定のまま Cockpit から Timezone 設定を修正します。 前述の通り、エラーになってしまいました。

Step.1

Web ブラウザで CML の TCP/9090 ポートへアクセスし、Cockpit を表示します。 例えば https://10.0.0.1:9090/ のような URL になるはずです (アドレスは自身の環境にあわせて読み替えます)。

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Step.2

概要 をクリックし、設定 項目にある日時表示部分をクリックします。

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Step.3

システム時間の変更 が表示されます。 デフォルトでは Etc/UTC 設定になっていました。

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Step.4

タイムゾーン 欄に Asia/Tokyo と入力します。 As… と入力すると設定の候補が絞られていきます。 入力が完了したら 変更 をクリックします。

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Step.5

しかし、無効な日付形式 エラーになってしまいました。

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Step.6

Cockpit 自体にも 言語の表示 メニューがあります。 しかし、私の環境ではこのメニューから設定変更しても表示言語を変更出来なかった為、Web ブラウザ側の設定で表示言語を英語へ変更します。 Chrome での言語設定変更手順は Chrome の Web サイト表示言語を変更する を参考にします。

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英語 GUI から設定変更する (成功)

Web ブラウザの表示言語を英語へ変更したら再度、Cockpit へアクセスします。

Step.1

Time ZoneEtc/UTC に設定されています。

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Step.2

これを Asia/Tokyo へ変更します。 変更が完了したら Change をクリックします。 Web ブラウザの表示言語が英語になっている為か、今度はエラーにならず、設定を保存することが出来ました。

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