コンテナで動作している GitLab をバージョンアップする
以前に Docker Compose で GitLab を起動する というメモを書きました。 この手順でコンテナとして起動している GitLab へログインしたところ、以下の警告が表示されました。
その為、今回はコンテナを差し替えてバージョンアップしたのですが、その手順をメモしておきます。 場合によってはアップグレードパスを経由する必要がありますが、今回は直接、アップグレード出来たので「起動するコンテナイメージを変更するだけ」と手順は簡単です。
検証環境¶
対象 | バージョン |
---|---|
Ubuntu | 22.04.4LTS |
起動している GitLab コンテナを停止する¶
作業前は GitLab のバージョン 17.0.0-ce.0 が起動していました。
$ docker ps -a
CONTAINER ID IMAGE COMMAND CREATED STATUS PORTS NAMES
b6bc4b340ee6 gitlab/gitlab-ce:17.0.0-ce.0 "/assets/wrapper" 2 days ago Up 7 minutes (healthy) 0.0.0.0:22->22/tcp, :::22->22/tcp, 0.0.0.0:80->80/tcp, :::80->80/tcp, 443/tcp gitlab
作業を行う為、コンテナを停止します。
cd ~/gitlab/
docker compose down
バックアップする¶
万が一に備えてコンテンツをバックアップします。 ディレクトリを丸ごとコピーするだけです。
cp -R ~/gitlab ~/gitlab_2024-07-06
docker-compose.yml
の修正¶
より新しいバージョンの GitLab コンテナイメージは DockerHub の gitlab/gitlab-ce ページで確認します。 現時点では 17.1.1-ce.0 がリリースされていたので、このバージョンへ変更します。
docker-compose.yml
で指定している image
のバージョンを以下のように修正します。
変更前¶
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 |
|
変更後¶
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 |
|
新しいバージョンで GitLab コンテナを起動する¶
docker compose up -d
を実行し、新しいバージョンの GitLab コンテナを起動します。
docker compose up -d
バージョンを確認する¶
大まかなバージョン情報は ヘルプ
メニューから確認出来ます。 下記の例では「17.1 系である」点までは分かります。 詳細なメンテナンスバージョンまで確認するには ヘルプ
メニューをクリックします。
表示されたヘルプ画面にメンテナンスバージョンも含めた、詳細なバージョン情報が表示されます。 下記の例では 17.1.1 であることが分かります。