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ThousandEyes で複数インターフェイスをサポートしないテスト

ThousandEyes では複数インターフェイスを持った Enterprise Agent でのテスト実行時、テストを実行するインターフェイスを選択することが出来ます。 しかし、実際には「インターフェイスを選択出来るテスト」と「選択出来ないテスト」に分かれます。 今回はその点を整理してメモしておきます。

テスト設定時、送信元インターフェイスの選択画面

実行インターフェイスを選択可能なテストであれば、エージェントを選択する際、以下のように「どのインターフェイスからテストを実行するか?」を選択することが出来ます。 Default Interface selection を選択すると eth0 のように、最も若番のインターフェイスが選択されるようです。

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インターフェイスを指定出来るテスト / 出来ないテスト

Enterprise Agent Interface SelectionSupported test types には以下の記載があります。

Interface Selection is available for all test types except browser-based tests (Page Load and Transaction tests) and DNS layer tests. The Agents selectors for these test types will not display any additional interface information on an Enterprise Agent with multiple interfaces. This applies to all views of the test type, i.e. a Page Load test's HTTP Server view and Network layer views will not display the Interface Selection.

ですが、実際には上記に加え、WebAPI テストも実行インターフェイスを指定することが出来ないようです。 つまり、以下のテスト設定ではテスト実行インターフェイスを指定することが出来ず、常に最も若番のインターフェイス (例えば eth0) が利用されるようです。

  1. DNS テスト
  2. Web
    1. Page Load
    2. Transaction
    3. API

「単一インターフェイス・複数アドレス」は、実際には設定出来ない??

Agent Configuration には以下の記載があります。

NOTE: An Enterprise Agent can only be configured with multiple interfaces or with a single interface having multiple IP addresses. An Enterprise Agent cannot be configured with both methods.

この記載では「単一のインターフェイスであれば複数アドレスを割り当てられる」ように読めます。 ですが、実際に仮想版の Enterprise Agent を「単一インターフェイス」として構成しても、複数アドレスを割り当てる為の Add IP Address ボタンが表示されません。

マニュアル記載の画面

バージョン 0.179.45 とかなり古いですが、Multiple Interfaces には以下の画像が掲載されています。

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実際の設定画面

対して仮想版 Enterprise Agentバージョン 0.244 の設定画面は以下です。 Add IP Address ボタンは表示されません。 もしかすると Raspberry Pi や NUC 版であれば表示されるのかもしれません…

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