Markdown を Marp で PDF や PowerPoint へ変換する
Marp を使うと Markdown で書いたドキュメントを HTML や PDF、PowerPoint などの形式で出力することが出来ます。 今回は Marp CLI を使って Marp の出力例を確認してみました。
今回は利用していませんが、実際に Marp を利用するには VSCode に Marp for VS Code を追加し、リアルタイムプレビューを活用しながら編集するのが便利です。
尚、Marp で生成した PowerPoint は直接、そのまま編集は出来ない点に注意です。 どうしても編集したい場合は「Marp から PDF で出力し、それを Adobe Acrobat などで PowerPoint 形式でエクスポートする」ことで編集出来るそうです (実際の動作は未確認)。
検証環境¶
対象 | バージョン |
---|---|
macOS | 14.5 |
marp | 3.4.0 |
インストール¶
macOS であれば Homebrew でインストールします。
brew install marp-cli
使い方¶
基本的な使い方は marp
コマンドの引数に対象となる Markdown を指定するだけです。
marp sample.md
PDF で出力したい場合は marp --pdf sample.md
のように指定します。 その他、出力したいファイル形式に応じてオプションを調整します。 PNG または JPEG で出力する場合、「1 ページ=1 ファイル」として出力されます。 その為、仮に 10 ページ分ある Markdown であれば「10 個の画像ファイルが出力される」ことになります。
出力ファイル形式 | コマンド |
---|---|
HTML | marp sample.md |
marp --pdf sample.md |
|
PowerPoint | marp --pptx sample.md |
PNG | marp --images png sample.md |
JPEG | marp --images jpeg sample.md |
サンプル 1¶
入力¶
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 |
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出力¶
サンプル 2¶
入力¶
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 |
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出力¶
サンプル 3¶
入力¶
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 |
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出力¶
サンプル 4¶
入力¶
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 |
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