mac OS 15.1.1 (Sequoia) の初期セットアップを行う
M4 チップを搭載した Mac mini の初期セットアップ手順をメモしておきます。 OS バージョンは 15.1.1 を前提にしています。
検証環境¶
対象 | バージョン |
---|---|
macOS | 15.1.1 (Sequoia) |
Dock から不要なアイコンを削除する¶
アプリケーションは基本的に Raycast から起動する為、Dock は出来るだけシンプルにします。 WezTerm も削除して構わないのですが、常時起動しているので残してしまいました。
変更前¶
変更後¶
パスワード無しでの sudo を許可する¶
(セキュリティを弱体化させる為、自己責任での設定です) パスワード無しで sudo
出来るように設定します。 visudo
を実行します。
sudo visudo
パスワード無しで sudo
させたいユーザに NOPASSWD:ALL
設定を追加します。
USERNAME ALL = (ALL) NOPASSWD:ALL
yabai と skhd の設定¶
仮想ディスプレイの切り替えには TotalSpaces を使っていたのですが、Apple Silicon 正式対応版がリリースされ無かった為、yabai と skhd の組み合わせへ移行しました。 yabai を利用するには macOS の SIP (System Integrity Protection) を一部、無効化する必要があります。 変更前に csrutil status
を実行すると「SIP が有効である」ことが分かります。
% csrutil status
System Integrity Protection status: enabled.
Disabling System Integrity Protection に記載されている手順に従い、SIP を一部無効化します。 まずリカバリーモードで mac を起動します。 今回は Apple Silicon 搭載 mac で作業している為、電源ボタンを押しながら電源オンにし、起動オプションが表示されたらボタンを離します。 Utilities
→ Terminal
を選択してターミナルを起動したら csrutil enable --without fs --without debug --without nvram
を実行します。 [y/n]
が表示されたら y
を入力します。
-bash-3.2# csrutil enable --without fs --without debug --without nvram
csrutil: Requesting an unsupported configuration. This is likely to break in the future and leave your machine in an unknown state.
Turning off System Integrity Protection requires modifying system security.
Allow booting unsigned operating systems and any kernel extensions for OS "Macintosh HD"? [y/n]: y
Enter password for user USERNAME:
System Integrity Protection is on.
Restart the machine for the changes to take effect.
コマンドの実行が完了したら再起動します。 (リカバリーモードでは無く) 通常モードで macOS が起動したらいかを実行します。 コマンドの実行が完了したら再度、OS を再起動します。
sudo nvram boot-args=-arm64e_preview_abi
OS 再起動に再度、csrutil status
を実行すると以下のように表示されました。
% csrutil status
System Integrity Protection status: unknown (Custom Configuration).
Configuration:
Apple Internal: disabled
Kext Signing: enabled
Filesystem Protections: disabled
Debugging Restrictions: disabled
DTrace Restrictions: enabled
NVRAM Protections: disabled
BaseSystem Verification: enabled
Boot-arg Restrictions: disabled
Kernel Integrity Protections: enabled
Authenticated Root Requirement: enabled
This is an unsupported configuration, likely to break in the future and leave your machine in an unknown state.
これで事前の準備は完了です。 Homebrew で yabai と skhd をインストールします。
brew install koekeishiya/formulae/skhd koekeishiya/formulae/yabai
設定ファイルを保存するディレクトリを作成します。
mkdir -p ~/.config/yabai ~/.config/skhd
yabai と skhd 各々、以下の内容で設定ファイルを作成します。
~/.config/yabai¶
cat << 'EOF' > ~/.config/yabai
#!/usr/bin/env sh
sudo yabai --load-sa
yabai -m signal --add event=dock_did_restart action="sudo yabai --load-sa"
yabai -m config layout float
EOF
~/.config/skhd¶
cat << 'EOF' > ~/.config/skhd
ctrl - 1 : yabai -m space --focus 1 && yabai -m space --focus 5
ctrl - 2 : yabai -m space --focus 2 && yabai -m space --focus 6
ctrl - 3 : yabai -m space --focus 3 && yabai -m space --focus 7
ctrl - 4 : yabai -m space --focus 4 && yabai -m space --focus 8
EOF
ここまで準備が出来たら yabai を起動します。
yabai --start-service
権限を要求されます。 システム設定を開く
をクリックします。
yabai にチェックを入れます。
これでアクセシビリティに関する権限が付与されました。
次は shkd を起動します。
skhd --start-service
yabai と同様に権限を要求されます。 システム設定を開く
をクリックします。
skhd にチェックを入れます。
これでアクセシビリティに関する権限が付与されました。
しかし、この状態で yabai と skhd がうまく動作せず、切り分けの為にターミナル上から yabai -m space --focus 5
を実行してみたところ、Could not find service "com.koekeishiya.yabai" in domain for user gui
エラーが表示されていました。 Could not find service "com.koekeishiya.yabai" in domain for user gui: 501 #2159 という Issue が登録されていますが、手動で yabai --start-service
を実行するとなぜか問題が解消され、以降は OS 起動時から yabai と skhd が動作している状態になりました。
ssh 関連の設定¶
ssh 関連の config ファイルや鍵ペアなどは必要なものをコピーしておきます。
自動ログインの設定¶
(セキュリティを弱体化させる為、自己責任での設定です) OS の起動時にパスワードを入力せずに、自動ログイン出来るように設定します。 システム設定
→ ユーザとグループ
→ 自動ログインのアカウント
をクリックします。
パスワードを入力します。
OS 起動時に自動ログインさせたいユーザが選択されていることを確認したら、そのユーザのパスワードを入力します。
これで設定完了です。 自動ログインのアカウント
に自動ログインさせるユーザ名が表示されていることを確認します。
Microsoft アプリケーションのインストール¶
Microsoft 365 から Microsoft Office をインストールしておきます。 インストールが完了したら OneDrive を起動しておきます。
Homebrew のインストール¶
アプリケーションは出来るだけ Homebrew でインストールする方針にします。 まず、Homebrew 自体をインストールします。 公式サイトに掲載されているワンライナーを実行するだけです。
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
Homebrew によるアプリケーションのインストール¶
Homebrew でアプリケーションをインストールします。
cask アプリケーションのインストール¶
cask アプリケーションをインストールします。 以前は Google IME (google-japanese-ime
) や Skitch (skitch
) を利用していたのですが、既にメンテナンスされなくなって久しい為、これを機に利用しないことにしました。
brew install --cask \
alt-tab \
amazon-chime \
biscuit \
diffmerge \
discord \
font-udev-gothic-nf \
google-chrome \
jordanbaird-ice \
karabiner-elements \
openmtp \
pycharm \
raycast \
slack \
sourcetree \
the-unarchiver \
visual-studio-code \
vlc \
webex \
wezterm \
wireshark \
zoom
cask では無い、アプリケーションのインストール¶
(cask では無い) アプリケーションをインストールします。
brew install \
asdf \
direnv \
ffmpeg \
jq \
mas \
neovim \
nmap \
telnet \
tmpwatch \
tree \
uv \
yt-dlp \
zsh-completions
App Store アプリケーションのインストール¶
mas コマンドで App Store からアプリケーションをインストールします。 Kindle は Homebrew Cask に kindle というアプリケーションがあるものの、これは Deprecated されています (Rosetta 2 にも依存しているようですので、Kindle Classic なのかもしれません)。 その為、Kindle は App Store からインストールします。
アプリケーション | ID |
---|---|
Goodnotes | 1444383602 |
Kindle | 302584613 |
LINE | 539883307 |
ScreenPointer | 1368204906 |
mas install 1444383602
mas install 302584613
mas install 539883307
mas install 1368204906
動画の編集も行う場合は以下もインストールしておきます。
アプリケーション | ID |
---|---|
Final Cut Pro | 424389933 |
Motion | 434290957 |
mas install 424389933
mas install 434290957
zsh-completions の設定¶
zsh-completions のインストール時は以下のように表示されていました。
To activate these completions, add the following to your .zshrc:
if type brew &>/dev/null; then
FPATH=$(brew --prefix)/share/zsh-completions:$FPATH
autoload -Uz compinit
compinit
fi
You may also need to force rebuild `zcompdump`:
rm -f ~/.zcompdump; compinit
Additionally, if you receive "zsh compinit: insecure directories" warnings when attempting
to load these completions, you may need to run these commands:
chmod go-w '/opt/homebrew/share'
chmod -R go-w '/opt/homebrew/share/zsh'
この手順に従って設定します。 まず以下を実行します。
chmod go-w '/opt/homebrew/share'
chmod -R go-w '/opt/homebrew/share/zsh'
続いて ~/.zshrc
へ設定の追記を行います。
cat << 'EOF' >> ~/.zshrc
# zsh-completions
if type brew &>/dev/null; then
FPATH=$(brew --prefix)/share/zsh-completions:$FPATH
autoload -Uz compinit
compinit
fi
EOF
設定変更を反映させる為にシェルを再起動しておきます。
Finder の設定¶
一般¶
Finder で複数のディレクトリを開く際、タブ表示よりも新規ウインドウ形式の方が好みである為、設定を変更しておきます。
項目名 | 変更前 | 変更後 |
---|---|---|
新規 Finder ウインドウで次を表示 | 最近の項目 | (ホームフォルダ) |
フォルダを新規ウインドウではなくタブで開く | ✓ | - |
タグ¶
サイドバー¶
項目名 | 変更前 | 変更後 |
---|---|---|
最近の項目 | ✓ | - |
書類 | ✓ | - |
(ホームフォルダ) | - | ✓ |
最近使ったタグ | ✓ | - |
詳細¶
項目名 | 変更前 | 変更後 |
---|---|---|
すべてのファイル名拡張子を表示 | - | ✓ |
拡張子を変更する前に警告を表示 | ✓ | - |
検索実行時 | この Mac を検索 | 現在のフォルダ内を検索 |
ステータスバーの表示¶
Finder でディレクトリを開いた際、ステータスバーが表示されていた方が情報量が多くて作業しやすい為、ステータスバーを表示する設定を行います。 Finder で任意のディレクトリを開いた状態で 表示
メニューから ステータスバーを表示
をクリックします。
アクセシビリティの設定¶
ディスプレイ¶
システム設定
→ アクセシビリティ
→ ディスプレイ
から設定します。
項目名 | 変更前 | 変更後 |
---|---|---|
視覚効果を減らす | - | ✓ |
カーソルのサイズ | 通常 (※最小) | 最大 |
ズーム機能¶
項目名 | 変更前 | 変更後 |
---|---|---|
スクロールジェスチャと修飾キーを使って拡大縮小 | - | ✓ |
Visual Studio Code¶
拡張機能をインストールします。 インストール済みの拡張機能は code --list-extensions
で確認出来ます。
code --install-extension bierner.markdown-preview-github-styles
code --install-extension davidanson.vscode-markdownlint
code --install-extension esbenp.prettier-vscode
code --install-extension hashicorp.terraform
code --install-extension pkief.material-icon-theme
code --install-extension redhat.vscode-xml
code --install-extension redhat.vscode-yaml
code --install-extension tamasfe.even-better-toml
settings.json
の設定例は以下です。 Font Family はデフォルトで Menlo, Monaco, 'Courier New', monospace
になっていました。 これを UDEV Gothic NFLG
変更します。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 |
|
キーバインディング (keybindings.json
) は以下のように設定します。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 |
|
direnv の設定¶
Python の開発時など、「ディレクトリ内に移動したら仮装環境を有効化する」「ディレクトリ外へ移動したら仮装環境を無効化する」といったアクションを自動的に実行してくれる direnv が便利です。 ここでは direnv の初期設定を行います。 zsh 以外のシェルを利用している場合はシェルを指定している部分を環境に合わせて書き換えます。
cat << 'EOF' >> ~/.zshrc
# direnv
eval "$(direnv hook zsh)"
EOF
asdf の設定¶
Python や Terraform などは個々のバージョンマネージャでは無く、asdf で総合的にバージョン管理するのが簡単です。 ここでは asdf の初期設定を行います。 設定後はシェルを立ち上げ直して変更を反映します。
echo -e "\n. $(brew --prefix asdf)/libexec/asdf.sh" >> ~/.zshrc
asdf で Python のインストール¶
asdf で Python をインストールします。 PEP 594 – Removing dead batteries from the standard library で言及されていますが Python 3.13.0 では一部の標準ライブラリが廃止されており、個人的に都合が悪い為、今回は Python 3.12.7 をインストールしました。
asdf plugin add python
asdf install python 3.12.7
asdf global python 3.12.7
Python の仮想環境を作成するスクリプト¶
Python の仮装環境を手軽に作成するスクリプトを用意しておきます。 全ユーザでスクリプトを共有出来るようにスクリプトは /usr/local/bin
配下に保存します。 デフォルトではディレクトリが存在しない為、作成します。
sudo mkdir /usr/local/bin
スクリプトを用意します。 仮装環境は uv で作成する想定にしています。
sudo tee /usr/local/bin/venv <<EOF
#!/bin/sh
uv venv
echo 'source .venv/bin/activate' > .envrc
direnv allow
EOF
作成したスクリプトの権限を修正します。
sudo chmod 755 /usr/local/bin/venv
マウスの設定¶
システム設定
→ マウス
のデフォルト設定は以下でした。
今回は 軌跡の速さ
を最も速くし、副ボタンのクリック
を 右側をクリック
へ変更しました。
ディスプレイの設定¶
システムの設定
→ ディスプレイ
のデフォルト設定は以下でした。
モニタ配置は個人的に「横・縦」が好きなので、右側のモニタを 90 度回転させます。
配置
をクリックし、モニタ配置を調整します。 カーソルが隣り合うモニタを行き来する際の高さが好みの位置になるように調整します。 私の環境では左側のモニタの方が物理的にやや位置が高い為、左側のモニタの底辺が右側のモニタより少し高くなるように調整しました。
サウンドの設定¶
デフォルトではサウンドの出力先が Mac mini 内臓スピーカーになっていました。
外付けのスピーカーがある為、出力先を変更します。
Karabiner-Elements の設定¶
キーバインドをカスタマイズする為に Karabiner-Elements を利用します。 Karabiner-Elements が利用可能になったら Caps Lock を Ctrl へ置換します。 Karabiner-Elements を起動するとドライバ拡張のインストールを促される為、OK
をクリックします。
権限設定の変更を要求されます。 システム設定を開く
をクリックします。
利用しているキーボードを選択します。 私は日本語配列キーボードを利用している為、JIS (Japanese)
を選択します。
権限設定を要求されます。 macOS の システム設定
を開きます。
システム設定
→ 一般
→ ログイン項目と機能拡張
を開きます。 Karabiner-Elements Privileged Daemons
にチェックが入っていません。
Karabiner-Elements Privileged Daemons
にチェックを入れます。
すると Karabiner-Elements の表示が以下のように変化します。 システム設定
に戻ります。
システム設定
→ 一般
→ ログイン項目と機能拡張
→ ドライバ機能拡張
をクリックします。
.Karabiner-VirtualHIDDevice-Manager
にチェックが入っていません。
.Karabiner-VirtualHIDDevice-Manager
にチェックを入れます。
これで Karabiner-Elements を利用出来るようになりました。 Karabiner-Elements で Simple Modifications
をクリックします。
For all devices
に対して以下のルールを追加します。 これで Caps Lock を Ctrl へ置換する設定は完了です。
設定 | |
---|---|
変換前 (左側) | Modifier keys → caps_lock |
変換後 (右側) | Modifier keys → left_control |
Raycast の設定¶
アプリケーションランチャーには Raycast を使います。 Raycast を起動すると自動的にアプリケーションの自動起動設定がされました。
セットアップ画面が表示されます。 Start Setup
をクリックします。
Continue
をクリックします。
拡張機能をインストールするか、確認されます。 後からインストールすることも可能なので、ここではインストールせずに進みます。 I'll Do It Later
をクリックします。
有料の Raycast Pro サブスクリプションへ加入を促されます。 加入しない為、Maybe later
をクリックします。
ホットキー (Raycast を起動するショートカットキー) を設定します。 デフォルトでは Option + Space に設定されています。 変更するので Record New Hotkey
をクリックします。
新しいホットキーは Ctrl + Q にします。 Ctrl + Q を押すと自動的に設定されます。 Continue
をクリックします。
権限設定を要求されます。 Grant Access
をクリックし、権限を付与します。
アプリケーションへ権限が付与されると Access Granted
という表示へ変化します。 三つの権限を付与完了したら Continue
をクリックします。
Continue
をクリックします。
ホットキーを押して Raycast を開始するように促されます。 設定したホットキーである Ctrl + Q を押します。
Raycast のウインドウが表示されました。 これで Raycast の初期設定は完了です。
WezTerm の設定¶
以前はターミナルエミュレータに iTerm を使っていたのですが、「全て設定ファイルから設定させる」というコンセプトやカスタマイズ性の高さが気に入って最近は WezTerm へ乗り換えました。 WezTerm の設定ファイルは ~/.config/wezterm/wezterm.lua
です。 ディレクトリを作成したら空の設定ファイルを作成します。
mkdir -P ~/.config/wezterm/
touch ~/.config/wezterm/wezterm.lua
設定ファイルは以下の内容にしました。 フォントには Homebrew でインストール済みの UDEV Gothic を指定しています。
~/.config/wezterm/wezterm.lua¶
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 |
|
この設定ファイルで WezTerm を起動すると以下のようなウインドウが表示されます。
デスクトップと Dock の設定¶
デスクトップと Dock の設定を行います。
項目名 | 変更前 | 変更後 |
---|---|---|
画面上の位置 | 下 | 左 |
Dock を自動的に表示 / 非表示 | - | ✓ |
壁紙をクリックしてデスクトップを表示 | 常に | ステージマネージャ使用時飲み |
ウインドウを画面の端にドラッグしてタイル表示 | ✓ | - |
ウインドウをメニューバーにドラッグしてフルスクリーン表示 | ✓ | - |
ウインドウを画面上部にドラッグして Mission Control に入る | ✓ | - |
ホットコーナーは以下のように設定しました。
項目名 | 変更前 | 変更後 |
---|---|---|
左上 | - | - |
右上 | - | - |
左下 | - | Mission Control |
右下 | クイックメモ | Mission Control |
壁紙の設定¶
壁紙はデフォルトで セコイアの日の出
になっていました。 システム設定
→ 壁紙
→ カラー
からプラスマークをクリックし、ソリットアクアブルーを指定しました。 ソリットアクアブルーの RGB 値は以下です。
R | G | B | |
---|---|---|---|
値 | 77 | 123 | 187 |
CleanShot X¶
スクリーンショットの撮影・加工には長らく Skitch を使っていたのですが、「32bit アプリケーションであること」「メンテナンスされなくなって久しいこと」などの理由から、CleanShot X へ乗り換えました。 CleanShot X は有料であり、「mac 1 台のみ、インストール可能。 1 年間のみ、ソフトウェア更新が受けられる」という買い切りライセンスは 29USD です。 価格はそれなりです。 代替として候補は MonoSnap は相変わらず日本語のインライン入力が出来ず、モザイク処理の粒度も指定出来ず… Google 拡張の Capture は Crop 処理が個人的に使い辛い… といずれも「Skitch と比較すると劣る」ように感じます。 しかし、CleanShot X は「Skitch を更に進化させたツール」のような印象で、Skitch で出来たことは全て出来そう、更に高機能で使いやすい印象です。
CleanShot を起動すると権限設定を要求されます。 システム設定
を開きます。
システム設定
→ キーボード
→ キーボードショートカット
をクリックします。
デフォルトでは全ての項目にチェックが入っています。 これを全て外します。
項目名 | 変更前 | 変更後 |
---|---|---|
画面のピクチャをファイルとして保存 | ✓ | - |
画面のピクチャをクリップボードにコピー | ✓ | - |
選択部分のピクチャをファイルとして保存 | ✓ | - |
選択部分のピクチャをクリップボードにコピー | ✓ | - |
スクリーンショットと収録のオプション | ✓ | - |
システム設定
→ プライバシーとセキュリティ
→ 画面収録とシステムオーディオ録音
から CleanShot X のチェックを入れます。
統計情報を送信するか、確認されます。 今回は送信しない為、No
をクリックします。
タスクバー上の CleanShot X をクリックし、表示されたメニューから Settings
をクリックして CleanShot X の設定画面を開きます。
General¶
以下のように設定しました。
項目名 | 変更前 | 変更後 |
---|---|---|
Startup | - | ✓ |
Desktop icons | - | ✓ |
Sshow Quick Access Overlay | ✓ | - |
Save | - | ✓ |
Wallpapter¶
以下のように設定しました。
項目名 | 変更前 | 変更後 |
---|---|---|
Window screenshot | With wallpaper | Transparent |
Shadow | ✓ | - |
Shortcuts¶
デフォルトのままです。
Quick Access¶
デフォルトのままです。
Recording¶
General¶
デフォルトのままです。
Video¶
デフォルトのままです。
GIF¶
デフォルトのままです。
Screenshots¶
デフォルトのままです。 Self-Timer
はしばしば利用するので、頻度が上がるようであればショートカットを設定しようと思います。
Annotate¶
デフォルトのままです。
Cloud¶
デフォルトのままです。
Advanced¶
デフォルトのままです。
About¶
設定項目はありません。
Ice の設定¶
メニューバーにアプリケーションアイコンが多数表示されると煩わしい為、Ice を使って整理します。 Ice を起動すると権限の付与を要求されます。
Ice の初回起動時、メニューバーのアプリケーションアイコンが全て省略されました。 Ice はデフォルトで「ドットのアイコン」になっています。 このドットを右クリックして Settings
を選択します。
General¶
項目名 | 変更前 | 変更後 |
---|---|---|
Launch at login | - | ✓ |
Ice icon | dot | Ice Cube |
Menu Bar Layout¶
メニューバーのレイアウトを指定出来ます。 今回は OneDrive と CleanShot X のアイコンは常時表示する設定にしました。 メニューバー上のアイコンが増える度に修正します。
変更前¶
変更後¶
Menu Bar Appearance¶
Hotkeys¶
Advanced¶
Updates¶
項目名 | 変更前 | 変更後 |
---|---|---|
Automatically check for updates | - | ✓ |
About¶
AltTab の設定¶
Windows では Alt + Tab でアプリケーションを切り替えることが出来ます。 macOS でも AltTab を使うことで同じことが出来ます。 AltTab の初回起動時は権限の付与を要求されますので、指示に従ってアプリケーションに権限を付与します。
一般設定¶
コントロール¶
外観¶
項目名 | 変更前 | 変更後 |
---|---|---|
外観 | サムネイル | タイトル |
サイズ | 中くらい | 大きい |
ポリシー¶
項目名 | 変更前 | 変更後 |
---|---|---|
クラッシュレポートポリシー | クラッシュレポートを送るかどうか聞く | クラッシュレポートを送らない |
ブラックリスト¶
情報¶
謝辞¶
絵文字パレットの表示を無効化する¶
私はほぼ絵文字を使わないので、絵文字パレットは無効化します。 その代わり、音声入力を有効化します。 Fn キーを 2 回、押すことで音声入力を開始出来ます。
項目名 | 変更前 | 変更後 |
---|---|---|
Fn キーを押して | 絵文字と記号を表示 | 何もしない |
Cisco Secure Client をインストールする¶
Cisco Secure Client からインストーラをダウンロードしてインストールします。 インストール後に権限の付与を要求されます。 今回、利用したインストーラでは システム設定
→ プライバシーとセキュリティ
から設定する手順がガイドされますが、今回の作業環境である macOS 15.1.1 では該当箇所に設定がありません。
システム設定
→ 一般
→ ログイン項目と機能拡張
にある ネットワーク機能拡張
をクリックします。
Cisco Secure Client - Socket Filter.app
にチェックを入れます。
許可
をクリックします。
Cisco Secure Client - Socket Filter.app
が有効化されました。
同時に、Cisco Secure Client のウインドウも「システム拡張が有効」と表示されます。
macOS 用の設定ファイルは /opt/cisco/secureclient/vpn/profile/Profile.xml
に保存します。 設定例は以下の通りです。
<AnyConnectProfile xmlns="http://schemas.xmlsoap.org/encoding/">
<ServerList>
<HostEntry>
<HostName>VPN 1</HostName>
<HostAddress>192.0.2.1</HostAddress>
</HostEntry>
<HostEntry>
<HostName>VPN 2</HostName>
<HostAddress>192.0.2.2</HostAddress>
</HostEntry>
<HostEntry>
<HostName>VPN 3</HostName>
<HostAddress>192.0.2.3</HostAddress>
</HostEntry>
</ServerList>
</AnyConnectProfile>
AutoRaise のインストール¶
AutoRaise を使うとマウスカーソルをウインドウ上に重ねるだけで (クリックしなくても) アクティブにすることが出来ます。 AutoRaise の GitHub から dmg イメージをダウンロードすることも出来ますが、homebrew-autoraise で Homebrew Cask も公開されています。 以下のコマンドを実行すると GUI 付きの AutoRaise をインストールすることが出来ます。
brew install --cask dimentium/autoraise/autoraiseapp
AutoRaise の初回実行時は権限の付与を要求されます。
AutoRaise にチェックを入れます。
権限が付与されました。
OS 起動時に AutoRaise が自動起動するように設定します。 ウインドウをリサイズしたい場合など、カーソルをウインドウの縁ギリギリに移動させた際、意図せず別ウインドウがアクティブ化されて操作し辛いようであれば Delay の設定を行います。 AutoRaise はメニューバーの風船アイコンをクリックすることで「有効 / 無効」を切り替えることが出来ます。 Enable on launch
を有効にしておけば AutoRaise を開始した際に、自動的に有効化出来ます (※「OS 開始時に AutoRaise も開始する」という設定ではありません)。
項目名 | 変更前 | 変更後 |
---|---|---|
Delay window raise for | 0 ms | 50 ms |
Enable on launch | - | ✓ |
Poll interval in milliseconds (minimum = 20): | 50 | 1000 |
システム設定
→ 一般
→ ログイン項目と機能拡張
→ ログイン時に開く
に AutoRaise を追加し、OS 起動時に自動的に AutoRaise も開始されるようにします。