VS Code Speech を使って「Hey, Code!」で VS Code を操作する
VSCode に VS Code Speech プラグインをインストールすることで「GitHub Copilot Chat のチャットウィンドウを音声による指示で開く」「音声入力を開始する」など、音声による操作が出来るようになります。 今回は VS Code Speech のインストール手順と基本的な利用方法をメモしておきます。
検証環境¶
対象 | バージョン |
---|---|
macOS | Sequoia 15.4.1 |
VSCode | 1.99.3 |
VS Code Speech プラグインのインストール¶
VSCode に VS Code Speech プラグインをインストールします。
VSCode の設定¶
VSCode で以下の 2 箇所を設定します。
項目 | 値 |
---|---|
Accessibility > Voice: Keyword Activation | inline |
Accessibility > Voice: Speech Language | Japanese (Japan) |
GUI では以下が該当箇所です。
設定ファイルへ直接、下記を追記する方が簡単です。
settings.json
{
"accessibility.voice.keywordActivation": "inlineChat",
"accessibility.voice.speechLanguage": "ja-JP"
}
ショートカットキーの設定¶
以下のショートカットキーを登録しておきます。
ショートカット | 説明 |
---|---|
Ctrl+U | 音声入力を開始する / 終了する |
keybindings.json
に以下を追記します。 VS Code Speech では Ctrl+D というショートカットキーを登録するサンプルが掲載されています。 しかし、このショートカットは GNU Emacs における「カーソル位置の文字を削除する」と重複している為、このキーバインドは登録しないことにしました。
keybindings.json
{
"key": "ctrl+u",
"command": "workbench.action.editorDictation.start",
"when": "!editorDictation.inProgress"
},
{
"key": "ctrl+u",
"command": "workbench.action.editorDictation.stop",
"when": "editorDictation.inProgress"
}
「Hey, Code!」で生成 AI とのチャットを開始する¶
VSCode で何かを入力中にマイクへ「Hey, Code!」と発音するとインラインでチャットウィンドウが表示されます。
音声入力を開始する¶
Ctrl+U を押すとタイトルにマイクのアイコンが表示され、音声入力が開始されます。 音声入力後に再度、Ctrl+U を押すと音声入力が終了し、入力した文字が確定されます。