CMLでChrome/NginxコンテナでHTTPのテストを行う

CML 2.9.0からDockerコンテナがサポートされています。今回はCML 2.9.0と同時にリリースされたリファレンスプラットフォームに含まれている、Chrome/Nginxコンテナを使ってHTTPテストを行う方法をメモしておきます。

検証環境¶

対象	バージョン
Cisco CML	2.9.0+build.3

Chrome/Nginxのノード定義¶

以下はNginxのノード定義です。Domain Driverとして「Docker」が設定されていることが分かります。これはChromeのノード定義も同様です。

CML上に構成を作成する¶

CML上にChrome/Nginxを直接、接続する構成を作成しました。

デフォルトのコンフィグ¶

Chrome/Nginxともにデフォルトのコンフィグは以下になっていました。

# Insert more commands here
# ip address add dev eth1 10.0.0.1/24
# ip link set dev eth1 up
#
# keep the next line to indicate that the machine is ready
echo "READY" >/dev/console
exit 0

検証用のコンフィグ¶

今回、検証用のコンフィグは以下としました。

Chrome¶

ip address add dev eth0 10.0.0.1/24
ip link set dev eth0 up
echo "READY" >/dev/console
exit 0

Nginx¶

ip address add dev eth0 10.0.0.2/24
ip link set dev eth0 up
echo "READY" >/dev/console
exit 0

ChromeからNginxへアクセスする¶

Chromeを右クリックし、表示されたメニューから「Vnc」をクリックします。

「OPEN VNC」をクリックします。

Chromeが表示されます。アドレスバーにNginxのアドレスである「http://10.0.0.2」を入力し、Enterを押します。

注意

Chromeを利用する際、以下の点に注意します。

キーマップが「USキーボード」になっている点に注意します。
全てのタブを閉じてしまうとChrome自体が終了してしまう点に注意します。

Nginxのコンテンツが表示されました。

Nginxのコンテンツをカスタマイズする¶

Nginxで表示するコンテンツをカスタマイズする場合、例えばコンフィグを以下のように設定します。

ip address add dev eth0 10.0.0.2/24
ip link set dev eth0 up
echo "Hello, Nginx!" > /usr/share/nginx/html/index.html
echo "READY" >/dev/console
exit 0

同様にChromeからアクセスすると以下のように表示されました。