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VSCodeの設定で任意の項目を他のコンピュータへ同期しない

VSCodeの設定を複数のコンピュータ間で同期するのは便利ですが、「コンピュータによってモニタサイズが異なるのでフォントサイズ設定は同期したくない」「WindowsとmacOSを使っており、操作が異なる部分は同期したくない」といった場合があります。こういった場合はConfiguring synced dataに書かれているようにsettingsSync.ignoredSettingsという設定を使うことで任意の項目を同期対象外にすることが出来ます。

検証環境

対象 バージョン
VSCode 1.103.1

任意の設定項目を同期対象外にする

例えばVSCodeの設定ファイルであるsettings.jsonで以下の設定をしているものの、この設定は他のコンピュータには同期させたくない、とします。

{
  "editor.fontFamily": "UDEV Gothic NFLG",
  "editor.fontSize": 18,
}

このような場合は以下のようにsettingsSync.ignoredSettingsに「同期させたくない項目名」を設定します。これで指定された項目は他のコンピュータへ同期されなくなります。他のコンピュータではこれらの設定を手動で上書きすることで「コンピュータごとに異なる設定をする」ことができるようになります。

{
  "settingsSync.ignoredSettings": ["editor.fontFamily", "editor.fontSize"],
  "editor.fontFamily": "UDEV Gothic NFLG",
  "editor.fontSize": 18,
}