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2015/09

acitoolkit を使って Cisco ACI から Subnet 情報一覧を取得する

Cisco ACI 標準の Web 管理画面では Bridge Domain ごとに設定した Subnet 情報を一覧で見ることが出来ません。同一 Tenant 内であれば下図のように Bridge Domain 配下の Subnet をひとつひとつ展開し、アドレスを表示させる… ということも不可能ではありません。

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ただし Bridge Domain の数が多くなれば「ひとつひとつ展開する」のは現実的ではありません。また、そもそも複数 Tenant の Bridge Domain / Subnet 情報を一度に表示させることは出来ません。そこで acitoolkit を使って「全 Tenant の Subnet 情報を一覧表示するスクリプト」を書いてみました。今回のスクリプトには以下のような特徴があります。

  1. 全 Tenant の Subnet 一覧を表示する
  2. Subnet が所属する Tenant / Application Profile / Bridge Domain 情報も一覧表示する
  3. Subnet の Scope 情報も表示する
  4. アドレスを持たない Bridge Domain 情報は「アドレス欄が空」として表示する
  5. 複数のアドレスを持つ Bridge Domain は、1 行 = 1 アドレスとして複数行表示する
  6. Bridge Domain が EPG に関連付けられていない場合は表示しない

CCR 1009 にフルルートを持たせてみる(失敗)

MikroTik の CCR1009 に BGP のフルルートを持たせるテストを実施してみました。対向側は GoBGP を使いました。残念ながら、結果は以下の通りです。

  1. Peer Up から 30 秒程で約 11.5 万経路を受信する。ここまでは順調
  2. それ以降、なぜか 1 経路も受信しなくなる…
  3. Peer Up から 6 〜 8 分後に「hold timer expired」で Peer Down し、最初からやり直し
  4. CPU 使用率は常に低いまま、メモリ使用率もまだまだ空き容量があるように見える
  5. RouterOS のバージョンは v6.32.2

CCR 側が悪いのか、GoBGP 側が悪いのか、切り分けはこれからです。

show コマンド実行時の VRF 指定を省略する(※ IOS-XR 限定)

VRF を設定している環境で show コマンド実行する場合、都度、VRF を指定するのは煩わしいものです。IOS や IOS-XE には実装されていないようなのですが、ASR9000 で使われている IOS-XR では「明示的に指定しなかった場合の VRF」を set default-vrf で指定しておくことが出来ます。今回はこのコマンドの動作を確認します。尚、set default-vrf は 1 セッションでのみ、有効です。例えば SSH セッションを切断して再ログインしなおすと初期状態(= set default-vrf の指定が無い状態)に戻ります。