Catalyst8000V をライセンス有効化した状態で起動する
Cisco IOL (IOL-XE) は起動が早く軽量で、CML 上で IOS-XE の検証を行う際に便利です。 ですが、IOL の説明ページ の Limitations には下記の記載があります。
The IOL images do not support the programmability features that are available in other VM images based on IOS XE, like CSR 1000v. For example, the IOL images do not support restconf or netconf. You also cannot create EEM applets to add to the event manager on the device.
IOL's normal L1 signaling mechanism is disabled. Because of that, turning OFF an IOL interface has no effect. Turning the link OFF stops forwarding packets, but there's no "link loss". From the inside of the IOL node, the interface will still be shown as UP. This behavior matches that of other node types in CML, but it may be unexpected if you have used other IOL images in the past.
上記以外にも「ライセンスの変更が出来ない」「そもそもライセンス関連のコマンドが無い」「対応していない機能が幾つかある」といった制限もあります。 こういった機能が必要な IOS-XE 検証を実施したい場合は Catalyst 8000V や Catalyst 9000V を利用する必要があります。
ですが、Catalyst 8000V はデフォルト状態だとライセンス設定が入っておらず、高度な機能は利用出来ません。 ライセンスを設定すると再起動が必要になってしまい、やや手間です。 このような場合は「予め初期コンフィグにライセンス有効化コマンドを埋め込んでおく」ことで再起動を回避出来ます。 今回はその手順についてメモします。
尚、Catalyst 8000V でのライセンス有効化については以前に CML 上の Catalyst 8000V でライセンスを有効化/スループットレベルを変更する というメモを書きました。