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VMware

VCSA のパスワード要件を変更し、簡易な root パスワードを変更する

vSphere 7.0 における VCSA のパスワード要件はデフォルトで以下です。

  1. 過去の 5 件のパスワードでないこと。
  2. 6 文字以上であること。
  3. アルファベットの大文字を 1 つ以上含んでいること。
  4. アルファベットの小文字を 1 つ以上含んでいること。
  5. 数字を 1 つ以上含んでいること。
  6. 英数字以外の文字を 1 つ以上含んでいること。
  7. 辞書にある語を含めることはできません。

検証環境であればセキュリティは意識せず、root パスワードに簡易なものを設定出来た方が便利な場合もあると思います。 今回は VCSA のパスワード要件を変更し、簡易な root パスワードを設定する手順をメモしておきます。

VCSA 管理コンソールのパスワードをリセットする

管理コンソール (VCSA のアドレスの 5,480 番ポート、具体的には http://ADDRESS:5480/) へアクセスしますが、root ユーザのパスワードが有効期限切れになっている為、ログイン出来ない場合があります。

file

こういった場合での root ユーザのパスワードリセット手順をメモしておきます。

ESXi を CLI で設定変更し、仮想マシンのシリアルコンソール設定用ポートを穴あけする

以前に以下のメモを書きました。

vCenter が無く、直接 ESXi にアクセスしている構成で CLI からファイアウォールの設定を変更し、仮想マシンへのシリアルコンソールアクセスを有効化するには以下を実行します。 下記の例では TCP 60,000 〜 65,535 を利用することを想定しています。

vEdge Cloud (vBond) の CPU 使用率を下げる

vEdge Cloud (vBond 含む) をデプロイした場合、デフォルトの状態では CPU 使用率が高い状態です。 eco-friendly-mode に以下の記載があります。

Configure a vEdge Cloud router not to use its CPU minimally or not at all when the router is not processing any packets (available on vEdge Cloud routers). By default, eco-friendly mode is disabled.

Enabling eco-friendly mode is useful when you are upgrading multiple vEdge Cloud routers simultaneously, especially routers that have only one virtual CPU (vCPU). Enabling this mode allows the routers to download the software image files without timing out. (A software image download times out after 60 minutes).

vEdge Cloud はパケット処理を 行っていない 間も CPU を使用してしまうようなのですが eco-friendly-mode 設定を行うことで CPU 負荷を下げることが可能です。

vSphere 7.0U2 で CLI から vCSA をインストールする

以前に vSphere 6.5 の vCSA をインストールする というメモを書きました。 このメモでは vCSA を GUI からインストールする手順をメモしていますが、vCSA は Windows, macOS, Linux の CLI からデプロイすることも出来ます。 今回は CLI からのデプロイ手順をメモしておきます。 尚、今回は Linux の CLI で作業し、vSphere のバージョンは 7.0U2 を利用する前提とします。

後述する 7.0U2 用のパラメータを定義する JSON はバージョン 2.13.0 のようですが、これは vSphere のバージョンが異なると必ずしも互換性があるとは限らないようですので、注意が必要です。