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Cisco VIRL でよく使う「検証用コンフィグ・テンプレート」

Cisco VIRL で IOS 等を検証する際に「よく使うコンフィグのテンプレート」をメモしておきます。機種によって異なりますが、概ね以下のような方針にしています。(仮想環境では無く) 実機で検証する際はこれらに加え、コンソールポートのスピードを速くする等、微修正しています。

  1. 検証用のコンフィグテンプレートなので、セキュリティ設定は度外視
  2. 時刻は日本 (JST +9) に設定
  3. 名前解決はさせない
  4. バナー設定は削除
  5. コンソール / TELNET / SSH のタイムアウト時間は長めに設定
  6. pager は設定しない

あくまで検証環境用のコンフィグ・テンプレートな点はご注意を!

IOS で MED は除去出来ない?

Cisco IOS で「BGP の MED 属性を(ゼロでは無く)除去し、missing な状態に戻して広告出来るか?」試してみました。結論から述べると上手くいきませんでした。機会があれば「何か方法が無いか?」を深掘りしてみようと思います。また、IOS-XR や NX-OS、JUNOS での振る舞いも、改めて確認してみようと思います。

ファイル名の拡張子を一括置換するには

bash 上でファイル名の拡張子を一括置換したい場合、以下のようなワンライナーで実行出来ます。例えば .txt を .json に一括置換したい場合はこのようになります。

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for filename in *.txt; do mv $filename ${filename%.txt}.json; done

Visio で二重線を引くには

(既に Visio 2016 がリリースされてしばらくになりますが)Visio 2013 以降は従来の「.vsd 形式」に加えて「.vsdx 形式」がサポートされました。この .vsdx 形式のファイルを利用するとファイルサイズの削減や新しい機能の利用等、様々な恩恵を受けることが出来ます。

Visio 2013 環境だと .vsd 形式でファイルを保存した場合、二重線を含む "多重線" が使えないのですが、.vsdx 形式を使えば多重線が利用可能です(※ Visio 2007 までなら .vsd 形式でも多重線が使えたような、使えなかったような… うろ覚え)。今回は Visio 2013 環境で .vsd 形式と .vsdx 形式を「多重線が使えるか?」という観点から比較してみます。

Administrative Distance / Route Preference 値は各社実装ごとで異なる可能性がある

「複数のプロトコルで同じ経路を学習している場合、どのプロトコルを優先するか?」という指標を、各社で以下のように呼んでいます。一般的には「値が小さい程、優先される」という振る舞いをします。

メーカー 呼び方
Cisco 「Distance」または「Administrative Distance」
Juniper 「Route Preference」
MikroTik 「Distance」または「Route Distance」

稀に「〜 プロトコルの AD 値は xx だよね」と回答される方がいますが、この「優先指標」は各社の実装によって差があります。ですので、「Cisco の値しか知らない」「各社製品が全て同じ値だ、と思い込んでいる」と、意図しないトラフィックフローを設計してしまう可能性があります。例えば、以下のような注意点があります。

  1. eBGP と iBGP だと、Cisco では「eBGP = 20 / iBGP = 200」だが、Juiper だと「いずれも 170」
  2. OSPF と eBGP だと、Cisco では「eBGP 優先」だが、Juniper だと「OSPF 優先」

代表的なプロトコルを一覧にすると、以下の通りです。MikroTik RouterOS の Distance は全て Cisco ISO と同じです(ちなみに「MME」とは RouterOS 独自のルーティングプロトコルです)。

BIG-IP での SNMP アクセス範囲の設定例

BIG-IP で SNMP アクセス許可範囲を設定する際、「どの IPv4 アドレスからでも許可する」つもりで設定しても、実際には上手く SNMP アクセス出来ないことがあります。今回は SNMP 設定(allowed-addresses 設定)の注意点について記載します。今回は TMOS 12.x 系で試してみます。

RouterOS をアップグレード/ダウングレードする

RouterOS は比較的頻繁に更新されており、誰でも MikroTik の公式ダウンロードページ からダウンロードすることが可能です。今回は RouterOS と Firmware のアップグレード&ダウングレード手順をメモしておきます。具体的には以下の手順をメモしておきます。

  • RouterOS
    1. RouterOS を最新 OS にアップグレードする(WebFig / CLI)
    2. RouterOS を指定 OS にアップグレードする(WebFig / CLI)
    3. RouterOS を指定 OS にダウングレードする(WebFig / CLI)
  • Firmware
    1. Firmware をアップグレードする(WebFig / CLI)