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iTerm2 と tmux の統合機能を利用するには

ターミナル上でウインドウ分割等を行う際は screentmux を利用していました。OS X の定番ターミナルソフトである「iTerm2」にもウインドウ分割機能がありますので、機能的には重複していました。しかし、iTerm2 になってから tmux との機能統合が進み、あたかも iTerm2 の機能であるかのように tmux のウインドウ分割機能を利用することが出来るようになりました。このおかげでウインドウ分割機能のみならず、ターミナルのレジューム / サスペンド機能といった tmux の便利な機能を iTerm2 上から透過的に利用することが出来るようになりました。

この機能を利用するのは簡単です。まずは今まで通り、リモートホストに SSH ログインします。

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ssh REMOTE-HOST

次に、リモートホストのシェル上から -CC オプション付きで tmux を実行します。

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tmux -CC

すると、OS X の iTerm2 の別ウインドウとして新たにシェルが立ち上がります。もちろん、シェルはリモートホスト上で起動しています。一時的にデタッチするには ESC を押します。

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Cisco VIRL のログイン情報まとめ

Cisco の公式ネットワークシミュレータである Cisco VIRL を使うと、仮想化環境内で簡単に Cisco IOSv や CSR1000v、XRv、Nexus を検証することが出来ます。VIRL は OpenStack をベースに複数のソフトウェアを組み合わせている為、ソフトウェア毎に複数のログイン情報が必要になります。検証対象ネットワーク製品と合わせて、ログイン情報を整理しておきます。

OS X で Cisco VIRL のコンソール接続に iTerm を使うには

Cisco の VIRL は有償のネットワークシミュレータで、Cisco IOSv や CSR1000v、XRv、Nexus を簡単に検証することが出来ます。通常は $199 の製品ですが、公式サイト右下にある「GET $50 DISCOUNT」をクリックして表示される文字列を購入時に入力すると $149 で購入することが出来ます。VIRL には 3 種類の提供形態があるので、自分に適した形態を購入時に選択する必要があります。

  1. VMware Player 版
  2. VMware ESXi 版
  3. ベアメタル版

VIRL は「VMMaestro」という専用ツールから操作します。VIRL 内で作成した仮想ルータにコンソール接続する際、初期状態では VMMaestro 内のコンソールウインドウが利用されますが、これではやや不便です。そこで、今回は OS X 環境で VIRL のコンソール接続を(VMMaestro では無く)iTerm2 上で実行する方法を記載します。尚、本記事の元ネタは以下です。下記 URL には OS X だけでなく、Windows での設定例も記載されていますので、英語に不自由しない方は下記をご覧になった方が有効です。

OS X からシリアル接続(コンソール接続)するには

Cisco 等の本格的なネットワーク製品は初期アドレスや初期ユーザが無い場合が多く、SSH や TELNET で接続することが出来ません。これらの製品を設定するにはシリアル接続(コンソール接続)が必須です。今回は OS X から Cisco 機器にシリアル接続してみます。

VMware ESXi へパスワード無しで SSH ログインするには

検証用の VMware ESXi にはパスワード無しで手軽にログイン出来ると何かと便利です。今回は公開鍵方式を使うことでパスワード入力を省略し、ESXi ホストに SSH ログイン出来るように設定します。以下の環境を用いました。

項目
SSH クライアント側 Ubuntu 14.04.2 LTS
SSH サーバ側 VMware ESXi 5.5.0 Update 2

尚、ESXi 側では事前に SSH サービスを有効化してあるものとします。

Kickstart による自動インストール用 .iso ファイルを作成するには

Kickstart や Preseed といった方法を使うことで、Linux のインストールを自動化することが出来ます。各々、以下のように利用出来るディストリビューションが異なります。

  • Kickstart
    • RedHat Etnerprise Linux, Fedora, CentOS 等の RedHat 系ディストリビューションのインストールを自動化する手法
  • Preseed
    • Debian や Ubuntu 等の Debian 系ディストリビューションのインストールを自動化する手法

今回は Kickstart 用の .iso ファイルを作成してみます。

Cisco ASA を PPPoE でインターネットに接続するには

Cisco ASA を PPPoE クライアントにしてインターネット接続する場合の設定例は以下の通りです。今回は以下の環境で検証しました。

  • Cisco ASAv 9.3.1

設定するパラメータは以下の通りです。

項目
WAN 側のインターフェイス GigabitEthernet 0/0
LAN 側のインターフェイス GigabitEthernet 0/1
LAN 側のアドレス 172.17.1.254/24
PPPoE 接続用 ユーザ名 USERNAME@DOMAIN
PPPoE 接続用 パスワード PASSWORD

コンフィグ例は以下の通りです。

sshpass をインストールするには

「パスワード認証での SSH ログインをスクリプトに埋め込み、自動化したい」場合には sshpass が便利です。但し、パスワードをスクリプト等に平文で記載しておくことになりますので利用はセキュリティを考慮する必要の無い、検証環境のみに制限すべきです(検証環境内での利用にも十分な注意が必要です)。今回はこの sshpass コマンドをインストールします。