homebrew でパッケージを管理する
Mac OS X でのパッケージ管理ソフトウェアには Fink や MacPorts があります。これらはとても便利ですが、以下のように少し不便な点があります。
- 既に Mac OS X 上にインストールされているパッケージでも、依存関係上、必要であればインストールしてしまう
- Fink なら /sw 配下、MacPorts なら /opt 配下にリソースを配置するが、標準ではこれらのディレクトリにパスは設定されていない為、追加のパス設定が必要になってしまう
そこで代替手段として homebrew というパッケージ管理ソフトウェアを利用することが出来ます。homebrew には以下のような特徴があります。
- 依存関係上、必要であっても Mac OS X 上に既にインストールされているパッケージなのであれば追加インストールはせず、既存のものを利用するので、ディスクスペースの消費を抑えつつ、コンパイル時間を大幅に短縮することが出来る
- /usr/local 配下にリソースを配置するが、標準で /usr/local/bin にはパスが設定されている為、追加の設定が不要