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tar コマンドで OVA ファイルを取り扱う

以前に以下のメモを書きました。

前回、Ubuntu 18.04LTS ベースの TE エージェント新規インストールはサポート終了 というメモを書きましたが、このメモに伴いリリースされたばかりの ThousandEyes OVA ファイルを題材に、tar コマンドを使った OVA ファイルの取り扱い方を改めてメモしておきます。

Ubuntu 18.04LTS ベースの TE エージェント新規インストールはサポート終了

従来、ThousandEyes の仮想アプライアンスは Ubuntu 18.04LTS ベースでした。 ですが、Enterprise Agent Support Lifecycle に記載されているように現行の「Ubuntu 18.04 LTS ベースの仮想アプライアンスやカスタムイメージ」は End of Installation Support を迎えました。

Operating System Version End of Installation Support End of Support End of Life
Ubuntu 18.04 LTS ("Bionic") 2023-01-31 2023-04-30 2023-06-30
Ubuntu 20.04 LTS ("Focal") 2025-01-31 2025-04-30 2025-06-30

その為、仮想アプライアンスやカスタムイメージのベースは Ubuntu 20.04LTS へ移行されています。 これらは ThousandEyes の 2023/2/1 の Changelog に詳しく記載されています。

Streamlit 1.11.0 からは簡単にマルチページアプリケーションが作れる

2022/07/14 にリリースされた Streamlit の Version 1.11.0 から、簡単にマルチページアプリケーションを作れる機能がサポートされました。 詳しくは Multipage apps や公式ブログの Introducing multipage apps! に書かれています。 マルチページにするだけであればコーディングする必要は無く、以下のようにファイルを配置します。 但し、各ページは「1 ページ = 1 ファイル」とし、必ず pages ディレクトリ配下に保存する 必要があります。

Nginx で Proxy させる場合の Streamlit 起動方法

フロントエンドは Nginx を使って Proxy し、バックエンドで Streamlit を動作させる場合、例えば Nginx 側は /etc/nginx/conf.d/default.conf を以下のように設定することが出来ます。 location /app 内で proxy_pass http://127.0.0.1:8501; を指定することにより、http://ADDRESS/app/ へのリクエストは Nginx で Proxy され、ローカルホストの 8501/TCP で動作している Streamlit アプリケーションへ転送されます。

Streamlit の Markdown で特定箇所のみ、スタイルを適用する

現状の Streamlit に用意されている各エレメントは標準機能だけでは「フォントのカスタマイズ」などがあまり出来ず、「Markdown で CSS を挿入する」といった工夫が必要です。 Change font size and font color で議論されていますが、「ピンポイントで特定箇所のフォントだけをカスタマイズして表示したい」という場合は Markdown で該当箇所のみ、スタイルを適用します。